2022年大晦日の「RIZN.40」でRIZIN代表の扇久保博正を判定3-0で完勝した堀口恭司が、ORICON NEWSの取材に応じた。
以下では、インタビュー内容を抜粋してまとめていく。
・扇久保戦について
「パンチ結構はいったんですけど、昔から知っている通り扇久保選手は、すごい打たれ強くてなかなかフィニッシュまでいけなかった」
堀口の強烈なカーフやフックを浴びても、決して折れないタフネスさは、扇久保が「打・投・極・根性」の呼び名をもつ所以である。
・勝利後のインスタ報告に寄せられたセルジオ・ペティスのコメントについて
「来てましたね。絶対フォローしないですけどね! ハハハハハハハハハハハハ! 自分は友達としては問題ないけど、仲良くする相手じゃないな。この業種で仲良くしちゃうと自分は情とかも出ちゃんうんで、戦えないんで。あんまり仲良くしたくないんですよ」
堀口は、2021年12月のBellatorバンタム級タイトルマッチで敗れたセルジオ・ペティスから、インスタグラムの投稿に「Congrats(おめでとう)」とコメントが来ていたことに言及。ペティスは、インスタで堀口をフォローしているが、堀口はフォローを返していないようだ。そこには、戦った相手や、戦う可能性のある相手とは仲良しこよしはしない、堀口の考えが明確に現れている。
・RIZIN×Bellator対抗戦について
「自分のあとの2試合は見ました。内容的には『ん?』って感じたところもありますけど、なんかもうちょっと(Bellator側が)攻めないのかなとか。Bellator側の選手が結構安パイな戦い方をしていた」
試合では、常にフィニッシュを狙い、会場を盛り上げることを考える堀口は、Bellator勢の安全運転な戦い方を疑問視。Bellatorの選手は、試合を盛り上げるよりも、「確実に勝つ」ことを優先しているのではないだろうか。
「楽しみですよね。平本くんはだんだん寝技のタックルの切り方とかわかってきて、キックで培った打撃がすごい上手いんで。斎藤選手はすごい寝技上手くて打撃も打てて、セオリーにないような打撃を打つじゃないですか、総合の選手って。それに(平本が)上手く対応できるのかなとか。斎藤選手は、日本のトップどころなので、そういう選手のタックルだったりとか、寝技とかに対応できるのかな平本選手がとか。いいカードだと思いますね自分は」
堀口は、K-1でゲーオ・ウィラサクレックとゴンナパー・ウィラサクレックをKOした平本の打撃を高く評価。一方で、斎藤のことも日本のトップと認めている。堀口は、斎藤のハイレベルな打撃やタックルの攻撃に平本がどのように対応するかに着目しているようだ。
・「牛久絢太郎 vs. 朝倉未来」について
「いいカードですよね。両方一発がある。牛久選手は、寝技も立ち技も両方できる。楽しみな試合だなと思う」
牛久と朝倉は、ともに斎藤からダウンを奪えるほどの危険な打撃を持っている。そんな両者の試合は、ひとつの打撃で試合展開がガラッと変わるスリリングな展開になるだろう。
・朝倉海とフアン・アーチュレッタの対戦の噂について
「面白い試合になるんじゃないですか。海くんは得意な打撃で一発がある。アーチュレッタも一発があるし何でもできる。どっちが強いのかなって単純に面白そう」
朝倉海とアーチュレッタは、両者ともに10以上のKO勝ちを誇るフィニッシャー。この日米屈指のハードパンチャーが激突すれば、面白い試合になることは間違いないだろう。
以上が、堀口恭司のインタビューでの発言である。バンタムからフライに階級を落とし、さらなる強さを見せた堀口。2023年の夏秋頃には、新格闘技団体の設立を示唆しており、今後の動向にも注目だ。
↓扇久保博正と堀口恭司の試合動画はこちらかから
※アイキャッチはRIZIN公式HPより引用