2023年2月5日(日)に行われたUFC Fight Night 218にて出場した平良達郎。3回目の出場となったが、前回に続き今回もサブミッションで快勝。UFCデビューから三連勝という快進撃となった。試合の内容については記事:「UFC Fight Night ルイス vs. スピバック 速報レポート」の第1試合目を参照。
この素晴らしい勝利に対し、オクタゴン上で元UFC王者のマイケル・ビスピンがマイクを向けた。
ビスピンはまず “素晴らしい勝利だったね” と平良を讃えてから、最初の質問をした。
ビスピン
「開始早々、対戦相手の得意なギロチンにつかまっていたが、どんな心境だったのかな?」平良
「えーっと、まあ(対戦相手が)ギロチンを得意としていたんで、”うわ、さっそく(首を)抱えられちゃったな” と思って。ちょっと固まっちゃいました、ビックリしちゃいました」
ここからわかることは、平良としては事前に相手の得意技を把握していたが対戦相手アギラーの罠が巧妙だったと思っていいだろう。しかし寝技は平良の土俵、ギロチンをもらいながらも相手が足が自分をロックしないようきっちりディフェンス。短くない時間を耐えて脱出した。さらにビスピンはマイクを続ける。
ビスピン
「しかし最終的に勝利した。しかも(UFCにきて)3連勝うち2回はサブミッション勝利で。日本を代表してこれからもさらなる期待をできると思う」平良
「僕が(寝技で)上を取って、極められない選手はいないです。もっと上いきます。押忍!」
平良は日本人の青年らしくはにかんだ素振りではあったが、なかなかエキサイティングなことを言っている。平良の戦場であるフライ級はUFCの中でもオールラウンダーの多い階級だ。マイルドな口調ではあるももの、言い換えるとUFCフライ級の全選手に対し「おれにトップを取られたら即負けだぞ」という宣戦布告にも近い内容。
堀口がUFCフライ級で快進撃を見せたとき以来の頼もしさを感じる。
ビスピンが最後に “3連勝おめでとう。また会おう” と締めくくると、平良は大きな声で “アイムハッピーテンキューーー!!” とラスベガスの観客に愛想を振りまいた。
平良の“アイムハッピーセンキュー”pic.twitter.com/LlwTUbwfiu
— FIGHT BOX (@fightbox_info) February 5, 2023
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