「寝技のデパート」と称されるほどのグラウンド巧者でありながら、スピード、瞬発力も抜群、そしてスタンディングを得意とするストライカーにも引けを取らない打撃センス。元谷友貴は、まさにオールラウンダーという言葉を具現化したような選手である。
プロ42試合という豊富なキャリアを持ち、30勝10敗。これだけでも立派な数字だが、これまでの対戦相手を見ると、今でも国内外で大活躍する超一流選手がズラリと並ぶ。その実力は周囲からも高く評価され、「RIZINのバンタム級四天王」の一人に数えられている。
元谷がどのようにして数々の技を身につけ、四天王に数えられるトップファイターになっていったのか。今回は元谷友貴を丸裸にしていこう。
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2021/06/13/dc1b6d7a6fdc7d95839beec00e584d5d736e4aac_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)
元谷友貴のプロフィール
名前: 元谷友貴
生年月日: 1989年9月14日
出身地: 日本・石川県
身長: 170cm
体重: 61.0kg
戦績 : 33勝10敗(6KO 12SUB) 2無効
階級 : フライ→バンタム級
所属: フリー
獲得タイトル : DEEPフライ級王者 DEEPバンタム級王者
入場局: Eminem 「Lose Yourself」
バックボーン : キックボクシング
公式HP : ー
Twitter: @yuki_motoya
Instagram: yuki.motoya
YouTube: ー
アパレル : ー
ファンクラブ : ー
豊富な経験を積み、ますますその技に円熟味を増す元谷友孝。彼がどのような格闘技人生を経て今に至るのか、彼のプロデビューからDEEP王者になるまでの軌跡を辿ってみよう。
プロデビューから DEEP2階級王者へ
石川県が生んだ天才
まずは元谷の生い立ちから見ていこう。石川県加賀市で生まれで生まれた元谷。少年時代はサッカーに夢中になり、石川県代表に選ばれる程の実力だった。サーフィンも得意なようで、元谷の高い瞬発力や並外れた体幹の強さはこのようなバックボーンから来ているのだろう。
18歳の時にキックボクシングを始め、アマチュアでの試合で勝利後、寝技経験も無しに総合の試合に出場し、敢え無く敗北する。そこからクラブバーバリアンという総合格闘技の道場に通うようになる。なんとバーバリアンは富山県にあり、元谷は毎週土曜日、石川県から片道2時間かけて道場に通っていたという。このエピソードだけでも元谷の格闘技への情熱が伝わってくる。
道場に通いはじめて半年もしないうちに、シュートボクシングのアマチュア新人戦で優勝、その1年後、アマチュアシュートボクシングの大会を次から次へと制覇。プロデビューまでの階段を一気に駆け上がった。
粗削りだったデビュー当初
総合を始めてから一気にプロまでの道を駆け上がった元谷は2011年7月10日、DEEPでのデビュー戦で石田”ガリット”勝也を相手に見事1RTKO勝利でデビューを飾る。
続く板谷一樹戦も難なく2RTKO勝利と波に乗る元谷。
しかし次の対戦相手は強敵、後のHEAT初代、2代目王者 春日井”寒天”たけし。ポテンシャルも高く、格闘技歴も元谷より2年長い春日井に、元谷は手も足も出ず1本負けを喫してしまう。
この頃の元谷、現在彼に持たれている『寝技のデパート』というイメージとは違い、スピードと瞬発力に任せて戦うファイトスタイルで、やや粗削りなところがあったようだ。
さらに次戦の加藤直之戦では得意のスタンディングで打ち負けてしまい2RTKOで敗北してしまう。
しかしこの2連敗で心が折れるどころか、更に格闘技への情熱を燃え上がらせる元谷。この頃から毎日10Kmの走り込みを始め、本格的に身体作りを始める。
最年少DEEP王者へ
2012年 元谷はDEEPフライ級王者決定トーナメントに参戦する。意外に思うかもしれないが、当時の元谷はまだ新人である事、直近の戦績も良くなかった事から、出場枠を埋める要員程度にしか見られていなかったという。
同年3月25日、崎村暁東を相手にトーナメント1回戦が行われた。元谷は崎村をアームロックで仕留め2R 3:51に一本勝ちを収める。
さらに7月22日 トーナメント準決勝。ここで元谷は8ヶ月前に敗れた加藤直之と再び当たる事になる。必死に肉体を改造してきた元谷、今回は加藤と互角以上に打ち合う。結果は判定となったが3-0で完勝し、決勝に駒をすすめた。
同日行われたDEEPフライ級王者決定トーナメント決勝戦。元谷はまさかの伏兵としてここまで駒を進めたが、対戦相手の木部亮は10年以上のキャリア、そして7連勝中という勢いと実績、さらにトーナメント開催地の愛知を本拠地としている事で、トーナメントの大本命とされた。ところが、大方の予想を裏切りとんでもない展開となる。
試合開始早々元谷の前蹴りが木部の顎にヒットし木部はマットに倒れる、立て直すスキも与えず木部は容赦なくパウンドの連打を浴びせ、なんと1R 0:18での劇的TKO勝利!DEEP最年少王者誕生の瞬間だった。
元谷は後日この試合を振り返り、「格闘家として、大きな転機になった試合だと思っています」 と語っている。
元来の高いポテンシャルにフライ級トーナメント王者という自信が加わり、元谷はさらに前進していく。
次戦で柴田”MONKEY”有哉を危なげなく判定3-0で下し、さらに次戦では青山忍の引退試合の相手を務め、3-0で判定勝利。
そして2013年8月15日、元谷はフライ級王者として和田竜光の挑戦を受ける事になる。和田は勢いに乗る元谷と互角に戦い、スタンディングではやや元谷優勢だったものの、寝技に持ち込まれると和田ペースに。和田に試合をややリードされたまま判定へ。1-4で元谷は敗北し、王者のタイトルを奪われてしまう。
しかし若き元谷は、この敗戦をバネに更に進化し、フライ級キング・オブパンクラシスト清水清隆、元DEEPバンダム級、フェザー級王者今成正和、同じく元DEEPバンダム級、フェザー級王者前田朗らを次々に撃破していく。
特に前田とのファイトでは、打撃を得意とする前田と真っ向から互角以上に打ち合い、さらにグラウンドではサイドポジションを取られた状態からスウィープして前田の背中に回るなど、飛躍的な寝技技術の向上も見られた。
メキメキと実力をつける元谷に、ベルト奪還のチャンスが訪れる。2014年8月13日。フライ級タイトルをかけた和田竜光との再戦である。
1Rから激しく打ち合う両者。やはりスタンディングは元谷にやや分があるようで、カウンターのジャブやローキック、強烈なボディなどで徐々に和田の体力を削っていく。
2Rもこの流れで行くと思いきや、中盤では元谷が自らテイクダウンを取る展開に。起き上がろうとする和田に元谷は後ろからバックチョークを決めようとするが、一旦振り落とされ、和田が上からパウンドを浴びせる。
しかしなんと、和田の一瞬の隙をみて元谷はスウィープし、一気にハーフガードに近い有利な体勢に持ち込む。その体勢のままコーナーまで引きずり、和田をタコ殴りに。ダメージも大きくなり苦しい表情の和田に元谷はチョークを極めて、文句なしの一本勝利でベルトを奪還した!!
1年前に和田に寝技で試合をリードされ、敗れた元谷はもうそこには居なかった。そこから1年の間に、後に「寝技のデパート」と称されるDEEPの最高傑作、元谷友貴の原型が完成されていたのだ。
DEEP2階級王者へ
元々得意である打撃に加え、寝技も一流の領域に達した元谷は快進撃を続ける。
その後は2戦連続で外国人選手相手にTKOと一本勝ちを収め、2015年10月17日 小島壮太とのタイトル防衛戦が開催された。この試合でも危なげなく5-0の判定でベルトを護り、この試合を観戦していたRIZINの榊原代表に大会への参戦をアピールし、試合の枠を勝ち取った。
RIZINでの活躍は後述するとして、筋肉が増強されるに伴い減量に苦しむ元谷は、ついにフライ級王座を返上し、バンタム級に階級を上げる。
元谷がバンタム級で通用するのか試される2016年10月18日 DJ・taiki戦では、taikiの強力な打撃としっかり渡り合い、グラウンドでも卓越したテクニックでtaikiを翻弄し、3-0の判定勝利、元谷がバンタム級でも通用する事を証明した。
その後、道場バーバリアンを巣立ち、フリーとなった元谷は次戦、ビョン・ジェウンとの激しい打撃戦を判定で制し、次のファイトは、強力なストライカー、ムン・ジェフンとの対戦。
1R目こそジェフンの強烈な打撃に苦戦するも、その後ペースを取り戻し、寝技でジェフンを翻弄しつつ最後はパウンドの連打を浴びせTKOで勝利した。
そしてDEEPのバンタム級で無傷のまま迎えた2018年8月12日。 釜谷真とバンタム級タイトルをかけて拳を交える。1Rはお互いに相手の出方をうかがう展開だったが、2Rに入ると両者ギアを上げて激しい打ち合いに、途中元谷がテイクダウンを決め、そこから激しいパウンドを浴びせる。3Rに入ると釜谷の動きが元谷に見切られ始め、次々と元谷のパンチがヒットしていく。そしてグラウンドでのチョークスリーパーで完勝し、見事バンタム級王者となり、2階級制覇を成し遂げた!
その後、UFCでも活躍する強豪、ビクター・ヘンリーに、スプリット判定で惜しくもベルトを奪われるも、輝かしい実績を引っ提げて、元谷は本格的にRIZINの舞台に進んでいくことになる。
RIZINデビュー以降
度重なる不運
ここで一旦2015年まで時間を戻そう。
元谷vs小島壮太の試合後、RIZINの榊原代表へのアピールによって組まれていた、2015年年末のRIZIN初開催での試合だったが、相手選手のケガによる欠場、代役選手フェリペ・エフラインの体重超過によって無効試合となってしまう。
続く2016年4月17日 RIZIN 1では、元谷の減量失敗によるドクターストップと不運が重なり、RIZINでの正式なファイトはなかなか実現しなかった。
しかし、その後もDEEPで着実に実績を重ねる元谷は再び2016年末の、RIZIN FIGHTING GRAND-PRIX 2nd ROUNDの出場権を得る。
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2016/12/30/3e417935e5c5546c1f16abc9ab53e79da720ed97.jpg(RIZIN公式HPより引用)
対戦相手はアラン・ナシメント。前回、元谷のドクターストップによって無効試合になってしまったカードである。
大きく盛り上がった肩の筋肉を持つアランの打撃は非常に強力で、スタンディングの得意な元谷も序盤から苦戦を強いられる。しかし中盤以降からグラウンドに持ち込む展開も多くなり、サイドポジションから複数回キレのある膝入れてナシメントの体力とメンタルを削っていく。試合終了間際には元谷のフロントチョークが入ったかに見えたが、ナシメントが驚異の粘りを見せてギリギリでゴングに助けられ、勝負は判定に。グラウンドでの元谷の有効打やサブミッションが効いて2-1のスプリットでなんとかRIZIN初勝利を飾った。
UFCの壁
2013年からここまで無敗の10連勝と快進撃の元谷は、次のRIZINの大会では同じくUFCでフライ級最高ランキング3位と快進撃を続けていた堀口恭司と対戦する事になる。
日本トップレベルのファイターがどれだけUFC選手に通用するのか、また、UFCランキング3位というのは日本で言うとどのくらいの強さなのか?非常に格闘技ファンにとっては興味深い、注目の一戦となった。
試合が始めると、開始直後から激しい打撃戦が繰り広げられ、元谷もローやジャブを出していく。
だが元谷がローキックを出すときにガードが甘くなる事を見抜いていた堀口は、絶妙なタイミングでカウンターを合わせていく。朝倉海の時もそうだが、堀口は相手の弱点を見つけ、確実にそこを狙っていく非常にクレバー&恐ろしい選手だ。
次々に強烈なストレートやフックをヒットさせ「ドス!」という重い音が会場に響き、元谷の顔面は赤く腫れていく。並みの選手なら、とっくにマットに沈んでもおかしくない。
テイクダウンを取る場面もあったが、グラウンド技術も高い堀口は元谷にチャンスを与えない。
中盤ではロープ際で堀口に抱えられてマットに叩きつけられ、観客がどよめくほどの重いパウンドを喰らってしまう。
さらに1R終盤には堀口の会心の右フックがさく裂し、元谷はついにマットに尻もちをつく、堀口は攻撃の手を緩めず、パウンドからのチョークスリーパーを決める。大半の観客はこれで試合が決まったと思ったに違いない。だが元谷は何とかこの体勢から抜けだし、ラウンド終了まで堀口の猛攻を凌ぎ切る。
インターバルで呼吸を取り戻し、2R開始、1R目程カウンターをもらう事は無くなったが、終始攻められ続け、グラウンド状態でロープに首を挟まれてからの真上からの垂直パウンドには、たまらずリング外に逃げる場面も。さらに堀口は強烈なボディからのラッシュを叩きこみ、元谷をコーナーに追い込み、ガードを固める元谷を持ち上げ、スラムでマットに叩きつけるなど容赦なく元谷を攻め続ける。
ここまで徹底的にやられても元谷は最後まで諦めずに勝機を探ったが、残念ながらチャンスを作れず、0-3の判定で敗れた。
この試合後、元谷はさらに自分のポテンシャルを引き出すためにブラジルのシュート・ボクセ・アカデミーに武者修行に出て、これまで所属していたバーバリアンを卒業し、フリーとなる。
更なる成長
そして2018年8月12日 RIZIN.12では修斗環太平洋バンタム級タイトル防衛中、まさに絶好調の祖根寿麻(そね かずま)に2R後半にチョークで1本勝ち。
続いてUFCファイター、ジャスティン・スコギンズにも1R3:28に一本勝ちを収めるなど、強敵を次々にマットに沈めていく。
その後DEEPのタイトル戦でのvsビクター・ヘンリーも含め、強敵相手に3連敗するが、後に朝倉海に勝利している扇久保博正や、当時12連勝中、無敗のパトリック・ミックスなど、相手も相当な強敵揃いだった。それだけ元谷の評価も上がっているという事のだろう。
その後、DEEPでの試合での勝利を挟んでRIZIN23で魚井フルスイングと対戦。元谷は3R前半にコーナーのもみ合いから一瞬で魚井の首を取り一本勝ち。まるでマジックのような技で観客を驚かせた。
バンタム級の新星、井上直樹と激突!
しかし2020年大晦日、RIZINの大舞台。若く勢いのある井上直樹とのファイトで元谷は、グラウンドから立ち上がろうとする一瞬の隙をつかれて首をとられ、まさかのバックチョークでの一本負けを喫してしまう。まるで元谷が木部亮を瞬殺したあの試合を彷彿とさせるような、時代の流れと若き力の台頭を感じさせる試合だった。
RIZINバンタム級トーナメント開幕
次戦はDEEPでの試合で、昇侍からバックチョークで一本を奪い一本勝ち。
そして、元谷は確かな実績を引っさげ、RIZINバンタム級トーナメントの挑戦権を獲得する。
初戦では、現役修斗王者の岡田遼と対戦するが、今度はベテランの貫禄を見せつけ、危なげない3-0の判定で勝利する。
その後、2021年9月19日、RIZIN30.では瀧澤謙太と対戦する。周囲の予想は経験も実力も元谷が有利との見方が強かった。ゴングが鳴ると、スタンディングが得意な瀧澤に元谷も付き合う。序盤は元谷が押しているように見えたが、クビ相撲からの離れ際、瀧澤の強烈なフックがもろに元谷の顎を捉える。一瞬マットに尻もちをつく元谷。瀧澤はこの好機を逃すまいと、恐らく視界が歪んでいただろう元谷をコーナーに追い詰め、怒涛のラッシュ。元谷はたまらずリング外に逃れようとし、ここでレフェリーストップ。この大番狂わせは、ネット上でも大きな話題となった。
試合後インタビューでは「完敗でした」と落胆の表情を見せ、今後の展望については「今後ゆっくり考えます」と、煮え切らない返答だった。
だが衝撃の敗戦からわずか3か月後、元谷はまたRIZINのリングに舞い戻ってくる。
大阪の喧嘩屋と大晦日決戦へ
2021年大晦日、対戦相手は”まさかり殺法”の異名を持つハードヒッター金太郎。昨年まさかの敗北を喫したこの舞台。今度は絶対に負けられない。
1Rが始まると、両者一歩も引かないスタンディングでの打ち合いが始まる。生粋のストライカー金太郎に対して元谷も負けずにローやミドル、前蹴り等で応戦する。金太郎も負けじと元谷のローにカウンターを入れる。終始息を飲むような攻防で元谷は金太郎と正面からの打撃戦で渡り合い、徐々に金太郎を圧倒していった。結果は見事3-0で元谷に軍配が上がった。
そして直近の今年4月17日RIZIN.35では、現在格闘技界で台風の目となりつつある、ボンサイ柔術の第4の男、と言われるアラン”ヒロ”ヤマニハと拳を交えた。
アランは、この前試合であの朝倉海とも善戦し、勢いに乗っている選手だ。過去にはあの瀧澤にも勝利している。非常にフィジカルが強く、その屈強な肉体と不死鳥の様な闘志で相手をグイグイ圧倒していくタイプなのだが、元谷のスピードと卓越したテクニックの前ではなかなか思った動きが出来ない。アランの強靭な肉体を、元谷は卓越したテクニックで度々テイクダウンしていく。結局アランの持ち味を完全に封じ込め、3-0の判定で元谷が勝利した。
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2022/04/17/0af77576e156e7511ce676abb7145e6eb2237e59_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)
次戦の予定は2022年7月31日RIZIN.37。オリンピックでのレスリング銀メダリスト、太田忍との対戦が決まっている。当然この試合も厳しい闘いになる事は間違いないだろう。「寝技のデパート」と称される元谷と、アマチュアレスリングの世界の頂点に一度は手をかけた太田の勝負、一体どんな結末を迎えるのか・・・。今後の元谷友貴からも目が離せない。
元谷友貴の知りたいトコ!
元谷の奥さんはちょっと変わり者
元谷にはゆきみさんという奥さんが居て、三人の子宝にも恵まれている。一度後ろ姿だけだがRIZINのVTRに出演している。
https://subeteno.com/2021/05/29/post-1590/
二週間ほど地元に帰ってゆっくりできた☀️
次にむけて頑張ろう! pic.twitter.com/os81ETbdnL— 元谷友貴 Yuki Motoya (@yuki_motoya) September 1, 2020
この奥さん、実はちょっと面白い人で元谷と初めて会った時に「私、この人と結婚する」という直感が働き、なんと元谷にいきなり「私あんたと結婚すると思うわ」と伝えたそうだ。
それを聞いた元谷は「頭がおかしい」と感じ、逃げなきゃ!と思ったそうだ笑。
ちょっと不思議なところがある奥さんだが、今でも格闘家元谷の大ファンであり、彼が格闘技のために行う決断には一切口を出さないそうだ。
それどころか、ファイトマネーで生活するのが厳しい時は、奥さんが新聞配達のバイトで家計を支える等、精神面でも経済面でも元谷をバックアップしてくれている。
まとめ
ここまで”DEEPのファンタジスタ”元谷友貴のストーリーを見てきたがいかがだっただろうか?サッカーとサーフィンに裏付けられた体幹の強さと瞬発力、そのポテンシャルに胡坐をかかずに必死に技を磨いてきた結果、今や群雄割拠のRIZINバンタム級で四天王と呼ばれるまで大きな存在となった。
元谷のファイトは、どんなに不利な状況でもいつどこで一発逆転が起こるかわからない。見てる側に試合終了のゴングが鳴るまで希望を持たせ続けてくれる。まるで私達に最後まで「希望を捨てるな」と訴えかけているようだ。これからも元谷は更なる高みを求め、私たちに夢を見させてくれるだろう。そんな元谷友貴の活躍を、これからも皆さんと見守っていきたい。
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※アイキャッチはRIZINの公式HPより引用