UFC on ESPN: ホロウェイ vs. アレン 速報レポート

大会名:UFC on ESPN: ホロウェイ vs. アレン 速報レポート

開催日:2023年4月16日(日)(日本時間)
時間 :メイン 09:30 / プレリム 06:30開始(日本時間)
会場 :Tモバイルセンター ミズーリ州カンザス

視聴方法
YouTube(プレリムのみ)
UFC Fight Pass(有料)
U-Next(有料)
試合順オッズカードオッズ階級
メインカード
第14試合1.62マックス・ホロウェイvs.アーノルド・アレン2.41フェザー級アーノルド・アレン
第13試合2.39エジソン・バルボーザvs.ビリー・クアランティーリョ1.63フェザー級ビリー・クアランティーリョ
第12試合1.63ダスティン・ジャコビーvs.アザマット・ムルザカノフ2.38ライトヘビー級アザマット・ムルザカノフ
第11試合1.74イオン・クテラバvs.タナー・ボザー2.15ライトヘビー級タナー・ボザー
第10試合2.75ペドロ・ムニョスvs.クリス・グティエレス1.49バンタム級クリス・グティエレス
第9試合3.4クレイ・ギーダvs.ハファ・ガルシア1.36ライト級ハファ・ガルシア
プレリミナリーカード
第8試合1.49ビル・アルジオvs.T.J. ブラウン2.74フェザー級T.J. ブラウン
第7試合2.72ブランドン・ロイヴァルvs.マテウス・ニコラウ1.5フライ級マテウス・ニコラウ
第6試合1.49ザック・カミングスvs.エド・ハーマン2.75ライトヘビー級エド・ハーマン
第5試合1.77ジリアン・ロバートソンvs.ピエラ・ロドリゲス2.1女子ストロー級ピエラ・ロドリゲス
第4試合1.75ダニエル・ゼルフーバーvs.ランド・ヴァンナータ2.14ライト級ランド・ヴァンナータ
第3試合2.22デニーズ・ゴメスvs.ブルーナ・ブラジル1.7女子ストロー級ブルーナ・ブラジル
第2試合1.53ガストン・ブラノスvs.アーロン・フィリップス2.65バンタム級アーロン・フィリップス
第1試合2.22ジョセリン・エドワーズvs.ルーシー・プディロワ1.7キャッチウェイト(61.9 kg)ルーシー・プディロワ

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試合速報

メイン 09:30 開始(※カッコ内はオッズ)

メインカード


第14試合フェザー級 5R 5分
(1.62)マックス・ホロウェイ vs. アーノルド・アレン(2.41)

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1R

両者サウスポー。中央から前に出る姿勢を見せるのアレン。珍しくホロウェイがオクタゴンをサークリング、左右にステップする。ホロウェイのジャブとアレンの前足のインローがかみ合い、ローブロー。再開。

中央でプレッシャーを掛けるアレンに対して、左右の速いパンチと同時に飛び込むのがホロウェイ。一連のコンボを終えると射程圏から離脱するまでがワンセット。ホロウェイのステップインとパンチに対してアレンが非常には速い左のカウンター、威力がある。ホロウェイのテンプルを捉えたようにも見えたが、ホロウェイはびくともせず。

残りは2分半。ホロウェイは中央で足を止め、両者は中間距離。ホロウェイが得意な距離だがアレンもうまい距離ではある。アレンのジャブに対してホロウェイが非常に速い打ち返し、速度ではホロウェイだろう。

主導権争いは続いている。アレンがプレッシャーを掛けているが、ホロウェイは素早く先手をとるか後手を取る、アレンがホロウェイの速度になれればまた展開が次にいくだろう。ホロウェイはそれまで優勢を維持するフェイズ。

ホロウェイのワンツーのツーをピック、アレンは左ストレートのカウンター。これがかなりひやりとするタイミング。1R終了、ホロウェイがまず優勢を取った初回。

2R

引き続きプレッシャーを掛けるのはアレン。ホロウェイはしっかり距離を取りながらポイントゲームをする姿勢のようだ。両者のローがバッティング。アレンはにやりと笑い乱暴にホロウェイにグローブタッチをすると、かなり強引なボクシングで攻撃を強める。素早く力強いワンツーやフォローのフックでホロウェイを襲う。

ホロウェイは冷静に対処、被弾がないわけではないが相変わらず顎が非常に強い。被弾で体制を崩すことすらない。アレンが先手を取るように、右ジャブで入る。ホロウェイはこれに打ち返し。高度であり速いスリリングな打撃戦になってきた。

ジャブジャブで左を狙うアレンに、ホロウェイはバックステップをとめて打ち返し、ホロウェイのパンチはよく当たるがアレンも被弾、まだめだったダメージはないものの。

アレンのパンチは威力があるため、ここまでプレッシャーを掛けられて盤石にさばけるものは少ないだろう、さすがホロウェイ。序盤こそアレンの印象もよかったものの、アレンがホロウェイを捕まえ切れていない印象の方が寸分つよく残った。

3R

マット中央からプレッシャーを掛けるアレン。速度で勝るホロウェイ、アウトファイトを続けるだろう。アレンがこれを攻略するためには当然条件が変わらなければならい。わかりやすいのはガスや集中力だが、ホロウェイはこれを切らさないファイターだ。アレンとしては自らの攻撃のバリエーションや仕掛けでこれを崩すしかない。

現在ややその糸口が見えないかアレン、アレンが何を用意するかに注目。アレン非常に速い左のダブル、しかしホロウェイは危なげなく空振りさせる。

右フックから左ストレートのコンボはアレン、オーソドックスながらよい攻め。しかしホロウェイを崩すには至らず。アレンはジャブを選択、3発、4発とタイミングを見計らいながら放つ。ホロウェイは鼻柱をこづかれることもあるが、ジャブでまったくリズムが崩れないのがホロウェイ。

ホロウェイのローがアレンの下腹部に入ったか、しかしアレンは自らを鼓舞するかのようにグローブタッチで再開。ホロウェイはかなり余裕が出てきたか、アレンの攻撃に打ち返しのパンチを放っているが、これにミドルの追撃もするように。アレンの先手を完璧に対処しているホロウェイ、バックスピンブローなどでアレンを翻弄する。

4R

アレンのノーモーションのストレート。ホロウェイはパリングで軌道をずらす、ヘッドムーブより理想の回避だ。アレンの左ハイ、ホロウェイは被弾したように見えたが効いた素振りがない、被弾を目撃した目を疑うほど平然としている。

ホロウェイはワンツーからのミドルで攻め、先手を取れないアレンは手数が減っていく。そこで余裕のできたホロウェイが素早いパンチやバリエーションのある攻撃でアレンのディフェンスをかいくぐって有効打を稼いでいる。ホロウェイはジャブジャブからボディストレート。

ホロウェイの蹴り足をキャッチしたアレン、テイクダウンには至らず。

試合ホロウェイが華麗なアウトファイトで落ち着いている。アレンの虚をつくステップインをいとも簡単に回避、パンチをまとめてアレンを攻撃。アレンは鼻血が出ている。アレンはストレートではなく左のフックで変化、これはバチっと音がなりホロウェイが被弾するも、またもや頭すら動かない。ホロウェイ圧倒的なまま4R終了。

5R

最終ラウンド。ボディストレートを見せるアレン。ホロウェイの打ち返しをもらいながら強引に攻めを強めるアレン、これはよさそうだ。打ち返しにアレンがひるまず追撃を加えると、さすがのホロウェイも被弾する。アレンは強い左をホロウェイに当て、わかりやすいクリーンヒット。

90秒経過、アレンがこのテンションを維持できるのであれば一矢報いる可能性があるがさて。ホロウェイは相手に同調せず冷たく対処。
アレンが左ハイを二発、ガードの上からだが強い。待ち構えるホロウェイに細かく鋭い前の手の右フックも当てる。5Rは強引に作った流れから非常によいアレン。

金網につまるホロウェイにもう一度強い左ハイはアレン。ホロウェイの打ち返しに下がらずにアレンが近距離を必死に維持、フックとアッパーで攻勢を継続する。さすがのホロウェイも右目の下が腫れている。

残り30秒でクリンチ戦、むやみに自分から突き放すこともできず、時間を浪費するアレン。両者が離れたときに詰めるのはアレン、ホロウェイに強いパンチで襲い掛かる。ホロウェイは10秒を切ってやっと冷静さを捨て強打で応戦。アレンに強烈な一発を叩き込むとアレンが体制を崩す。最後の最後、パワーのぶつけ合いもきっちり上回ったホロウェイ。

判定3-0(49-46, 49-46, 48-47)で
マックス・ホロウェイの勝利

ホロウェイがアウトファイトに徹したときのパフォーマンスがここまで圧倒的なことに脱帽です。19歳でUFCデビューを果たした天才ホロウェイですが、ヴォルカノフスキー以外の同階級の相手に見せる姿は圧勝のみです。底の見えなさに毎回驚愕させられるばかりです。

また最後の10秒でラフファイトを解禁、ポイントで勝っているにも関わらず強打で打ち合いに望んだホロウェイに興奮させられました。今回もエキサイティングで素晴らしい試合でした。


第13試合フェザー級 3R 5分
(2.39)エジソン・バルボーザ vs. ビリー・クアランティーリョ(1.63)

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1R

両者オーソドックス。ビリーは打撃をスキップ、すぐにシングルを取りに行く。バルボーザと打撃戦はしないつもりか、テイクダウンのプレッシャーを活かしたいかだろう。バルボーザはテイクダウンのプレッシャーでぐいぐい前進してくるビリーに対して非常に強いロー。このローはビリーがカットできておらず、裏モモのあたりに痛打しているようだ。

ビリーは3度、4度目のテイクダウントライ。バルボーザは簡単に崩れない。クリンチを経てブレイク。再開後間髪入れずにバルボーザは非常に速いミドル。ビリーの右にバルボーザは得意の右ストレートでカウンター。これをビリーは被弾、タイミングも角度も威力も非常にいい感じで当たっている。

ビリーがプレッシャーをかけ、前蹴りからジャブ → そのままテイクダウンへいくが、バルボーザは右ひざを合わせる。これがビリーの顔面を捉え、ビリーは前のめりに失神。

1R 2分37秒 タックルに対する右膝のカウンターで
エジソン・バルボーザの勝利

バルボーザはジャブからのタックルのコンビネーションに膝を合わせる名手です。スローでみると、タックルの前、ビリーのジャブの時点ですでに右ひざを放っているのがわかります。

これは以前バルボーザがベニール・ダリウシュを飛び膝でKOしたときと似ています。ジャブからタックルを出したダリウシュに飛び膝を合わせたのもまったく同じようなタイミングでした。


第12試合ライトヘビー級 3R 5分
(1.63)ダスティン・ジャコビー vs. アザマット・ムルザカノフ(2.38)

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1R

サウスポーはムルザカノフ。リーチが長いのはジャコビー、しかし低い体勢で両者の頭の高さは同じ。プレッシャーを掛けているのはムルザカノフだが、両者の手数は非常に少ない。

ムルザカノフが飛び込むように左フックも、これはガードされる。ムルザカノフは右ジャブを突き刺し、大きな左フック。ジャコビーは手数が非常に少ない、いや手が出ないか。ムルザカノフ、相手が手を出さないためにパンチをかなり多くだしはじめる。ジャコビーはリーチで勝るものの先手をとられていく。ムルザカノフが優勢のままラウンド終了。

2R

ジャコビーのローをキャッチしてムルザカノフが左。ひきつづきプレッシャーをかけるのはムルザカノフ。残り4分、やっとジャコビーがムルザカノフの打撃に対応しはじめたか。ジャブやストレートなど、手がでるようになってきた。これはムルザカノフにヒットしている。

両者はクリンチへ。押し込むのはムルザカノフ。膝蹴りを打ち込む。残り二分、両者が離れる。

プレッシャーを掛けていくムルザカノフ、ジャコビーは下がりながら現在ジャブがよく出ている。リーチが長くムルザカノフによく突き刺さっている。ムルザカノフはこのジャブによりほぼ主導権を奪われ始めたか。

この矢先、ジャコビーに対してムルザカノフが大きな左を当てる。ダウンしたジャコビーだが2R終了のホーンに救われた。

3R

2Rのダウンで判定勝利がより厳しくなかったかジャコビー、ポイントで勝るだろうムルザカノフのは3Rの戦い方により選択肢がおおい。ジャコビーはアウトファイトで主導権を掴みつつあったが、自分から攻める必要がでてきたため。

ジャコビーはジャブを活かすために自分もサウスポーにスイッチ。プレッシャーをつよめ、右ジャブ、右ミドルなどを放つ。攻撃が功を奏すとオーソドックスへ、左ジャブと強い右ハイでダメージを狙う。距離が詰まると右へスイッチするジャコビー、左右のスイッチが非常によく機能しているようだ。

3Rは現在2分30秒、現時点ではジャコビーのラウンド。ムルザカノフはこの展開を嫌ったかテイクダウンを選択。しかしこれは成功せず。クリンチでは長身のジャコビーが膝を放ち、ムルザカノフは休めない。残り90秒、反対にテイクダウンを仕掛けるのはジャコビー、これでムルザカノフは背中をつけないものの体制を崩される。ここにジャコビーはパンチを打ち込んでいく。ジャコビーのテイクダウンは素晴らしい選択。

残り30秒しつこくテイクダウンを狙うジャコビー、できればパンチの連打で仕留めたいだろう。ムルザカノフは判定をむかえれば勝つ可能性が十分に残されているために耐える展開。試合は判定へ。

判定3-0(29-28, 29-28, 29-28)で
アザマット・ムルザカノフの勝利

ジャコビーは全力を尽くしたものの、2Rの被弾が勝敗を分けたようです。本当にパンチ一発の勝負となりました。マストラウンドのユニファイドルールはこういう内容になることもあります。醍醐味でもありますね。


第11試合ライトヘビー級 3R 5分
(1.74)イオン・クテラバ vs. タナー・ボザー(2.15)

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1R

両者オーソドックス。遠めの距離から両者は様子見。ボーザーがステップインとともにボディを放つが、クテラバは強いパンチで打ち返し。ボーザーのワンツーのツーのタイミングでクテラバもワンツーを返す。ボーザーの大きな右フックにクテラバの大きな左が合わさる。両者かなりタイミングの合う選手らしい。これはパンチがあたりそうか。

クテラバがワンツーで入るとこの右はボーザーがまともに被弾。後方に吹っ飛ぶように体制を崩すとクテラバが直ちに詰める。これは致命傷ではなかったが、クテラバはテイクダウンを仕掛ける。素晴らしい判断。尻餅をついたボーザーは立ち上がろうとするまでに、クテラバはガードのあいたボーザーへ10発以上だろうか、パンチを打ち込むとピーターソンが試合を止めた。

1R 2分05秒 ワンツー → クリンチのパンチ連打で
イオン・クテラバの勝利

立ち上がる途中であり崩れていなかったことから、若干ストップが早かった気もします。一方でボーザーも不安定な体制でパンチを被弾し続けることはよくなかったですね。ストップのリスクと実際に効かされてしまうリスクがありました。

クテラバも存在感がありながらライトヘビーでは浮き沈みを繰り返しています。今後タイトル戦線へ向けて連勝が欲しいところ。


第10試合バンタム級 3R 5分
(2.75)ペドロ・ムニョス vs. クリス・グティエレス(1.49)

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1R

両者オーソドックス。身長が高いのはグティエレス。プレッシャーをかけてたたかうのはムニョス、グティエレスはひとしきりやりすごすとムニョスがプレッシャーを弱める。グティエレスは得意のカーフをうつが、ムニョスも蹴りは得意、カーフをカットする。

グティエレスが左にスイッチ、リーチを活かそうという作戦だろうか。しかしムニョスもすぐにスイッチして左対左のスタンスを作る。スイッチに対応したムニョスの方がサウスポーのまますぐに飛び込み右フック。グティエレスが意表をつかれたこれをまともに被弾しダウン。ムニョスはすぐに追いかけグラウンドのガードトップを獲得。

グティエレスはボトムから関節を狙いながらポジションをつくり、いくつかの体制を経て立つ。ムニョスはクリンチでバックにつくものの自分から引き込みを選択、このタイミングでグティエレスはエスケープし離れる。残りの短い時間はややハイペースな打撃戦を展開し、1Rは終了。

2R

左対左で開始。ムニョスが左のローを連打し前進。中央ではグティエレスが左のローを返す。右対右にスイッチ。グティエレスの右ローにムニョスが打ち返すとこれに左フックのカウンターを合わせるグティエレス。

1Rの終了間際とうってかわり緊張感のある中近距離戦でローの交換が続く。1Rに十分になされなかった主導権あらそいがここで再開した。先に主導権を取るのは、もしくは崩しにかかるのはどちらか。

ムニョスの方がややテクニックで勝っているように見えるが、グティエレスには速度と威力と、なによりリーチがある。ムニョスがどこで被弾するか、どこで被弾が増えるかわからないような雰囲気だ。

プレッシャーを強めるムニョス、グティエレスは下がりながら応戦。グティエレスはローとジャブが機能しているものの、攻撃のバリエーションが多くムニョスの方が僅差でよい攻撃をしているようにみえるが、一進一退、ジャッジはどちらにも傾くだろう。

3R

スイッチングしながら距離を取るのはグティエレス。ムニョスがやや余裕があるか。いやグティエレスの打撃の精度があがってきている。カーフ、左ジャブがムニョスを捉え始めているようにも見える。1Rは確実にムニョスなだけあって、このラウンドは絶対にとりたいところだろうグティエレス。

ムニョスは前進するものの、パンチが空を切ることが増える。ローが当たるもののフックがかわされてしまう。ぺレスの打ち終わりに着実にジャブを入れ込むのがグティエレス。

ムニョスはジャブを素早く伸ばすものの拳一個分届かず。グティエレスがムニョスのカーフをしっかりカット、前進を強めるムニョスだがグティエレスはジャブで対処。グティエレスは右を振るわず非常に慎重かつ丁寧にアウトファイト、僅差ながら確実に差を見せる素晴らしいパフォーマンス。試合は終了。

こうなると勝負は2R次第だが、ジャッジはどちらを支持したか。

1R2R3R4R5R 分秒 判定3-0(30-27, 30-27, 30-27)で
ペドロ・ムニョスの勝利

2Rの終了時点で勝負は決していたようです。フルマークではありましたが、判定以上に僅差の内容でした。


第9試合ライト級 3R 5分
(3.4)クレイ・ギーダ vs. ハファ・ガルシア(1.36)

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1R

両者オーソドックス。揺らす髪はないが、頭を振っていくのはギーダ。ガルシアは中央でどっしりと待ち構える。両者はパンチがメインの武器のようだ。ギーダはジャブをつくがガルシアよく見ている、当たらない場所で頭の位置も動かさないで回避。ガルシアは崩しにくそうにも見えるが、ギーダは手数も多く様々な角度から攻撃を試行。ギーダの攻撃を受け続けると被弾も出てくるだろう。

ガルシアは手数が少ないが要所でワンツー、カーフキックで応戦。ギーダは被弾があり優勢はややガルシアにもみえるが、ギーダの手数がおおいためギーダのヒット率が少しでも向上すれば優劣は入れ替わりそうでもある。

オクタゴンをまわりガルシア中央、手数が多いのがギーダ、しかし主導権と有効打数はガルシアのまま1R終了。印象としてはガルシアの打撃の優勢が目立ってきたか。

2R

ガルシアが手数を増やす。ジャブをはじめ前の手がギーダを捉えるが、ギーダは打たれ強い。ガルシアの積極性が増したのはギーダの打撃になれたからだろう、一方でギーダが強打を当てる機会も増えるフェイズでもある。ギーダは足と手をよく動かしペースはずっとハイペース。

ギーダはやや打撃での劣勢がきついかレベルチェンジ、シングルをとりにいくもののガルシアはびくともせず。

残りは2分30秒、ギーダがひたすら動いたもののガルシアの肩も汗で光っている、ペースをあげている証拠だろう。ガルシアはいまやジャブだけではなく、左フックから右ストレートや右アッパーなど、より近い距離での強打を当てている。ギーダの顔は出血で赤くなるが、一歩もひかず。ガルシアからしたらうんざりするような打撃を打ち込むマラソン。

ここで打撃率のアナウンス、47%ほどの打撃をあてているガルシアに対し、28%の打撃成功率はギーダ。ギーダの手数が多いため、有効打は60数発でギーダ、80数発でガルシア。3R、ギーダはハイペースでガルシアのスタミナごと越えるしかないか。

3R

肩を揺らし「いくぞいくぞ」という姿勢のギーダ。ガルシアの放ったカーフをカットしたギーダだが、少し痛そうにも見えた。ガルシアはよりプレッシャーを強め、金網中央ではなくギーダを金網際まで追い詰めている。

ギーダは攻めあぐねているか、手を出しても被弾してしまう状況、ガスの勝負に持ち込むのであればそれでもギーダは前進しなければならないか。ガルシアはやや粗い息遣いだがプレッシャーを掛け続ける。ギーダのジャブやフックをかわし、自分はジャブやストレートをあてていくのがガルシア。

ギーダはワンツーから左ハイ、そのままタックルを仕掛けるがガルシアは落ち着いて対処、崩れることはない。

残り90秒、試合終了の時間がせまるにつれギーダのプレッシャーが弱まる。ガルシアは自分のペースで試合ができているぶん余力があるか、1分を切るとプレッシャーを強める。強いジャブから右を狙う、残り30秒でテイクダウンを狙うのはガルシア。ギーダは倒れなかったが、打撃戦でもなすすべはなく。試合終了。

判定3-0(30-27, 29-28, 28-29)で
ハファ・ガルシアの勝利

ガルシアはさすがの試合運びでした。身長はギーダと同じくライト級では低いものの、打撃でギーダを支配しました。

解説の水垣氏の応援しているギーダでしたが、年齢はすでに41歳。ライト級41歳でこの運動量はまだまだ素晴らしいものがありますが、手数と運動量でも相手の打撃により対応できなくなってきた印象をうけます。得意のレスリングも近年影をひそめていますね。

インタビュアーがギーダにマイクを向けると、ギーダはファンに向けてスピーチ。グローブを外していよいよ引退かもしれないと構えましたが、相手のガルシアと交換しただけのようです。いいファイトでした。


プレリミナリーカード


第8試合フェザー級 3R 5分
(1.49)ビル・アルジオ vs. T.J. ブラウン(2.74)

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2R 1分40秒 左エルボー → リアネイキッドチョークで
ビル・アルジオの勝利


第7試合フライ級 3R 5分
(2.72)ブランドン・ロイヴァル vs. マテウス・ニコラウ(1.5)

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1R 2分09秒 顔面への膝 → パンチで
ブランドン・ロイヴァルの勝利


第6試合ライトヘビー級 3R 5分
(1.49)ザック・カミングス vs. エド・ハーマン(2.75)

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3R 4分13秒 ワン・ツーで
ザック・カミングスの勝利


第5試合女子ストロー級 3R 5分
(1.77)ジリアン・ロバートソン vs. ピエラ・ロドリゲス(2.1)

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2R 4分21秒 アームバーで
ジリアン・ロバートソンの勝利


第4試合ライト級 3R 5分
(1.75)ダニエル・ゼルフーバー vs. ランド・ヴァンナータ(2.14)

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判定3-0(29-27, 29-28, 30-27)で
ダニエル・ゼルフーバーの勝利


第3試合女子ストロー級 3R 5分
(2.22)デニーズ・ゴメス vs. ブルーナ・ブラジル(1.7)

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2R 2分42秒 右フックからパウンドで
デニーズ・ゴメスの勝利


第2試合バンタム級 3R 5分
(1.53)ガストン・ブラノス vs. アーロン・フィリップス(2.65)

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判定3-0(29-28, 30-27, 30-27)で
ガストン・ブラノスの勝利


第1試合キャッチウェイト(61.9 kg) 3R 5分
(2.22)ジョセリン・エドワーズ vs. ルーシー・プディロワ(1.7)

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判定2-1(29-28, 28-29, 29-28)で
ジョセリン・エドワーズの勝利


※アイキャッチはUFC公式サイトより引用