大会名:UFC Fight Night: クリロフ vs. スパン
開催日:2023年2月26日(日)(日本時間)
時間 :メイン 09:00 / プレリム 06:00開始(日本時間)
会場 :UFC Apex ラスベガス
- 視聴方法
- ・YouTube(プレリムのみ)
・UFC Fight Pass
試合順 | オッズ | カード | オッズ | 階級 | ||
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メインカード | ||||||
第11試合 | 1.56 | ニキータ・クリロフ | vs. | ライアン・スパン | 2.55 | ライトヘビー級 |
第10試合 | 1.47 | アンドレ・ムニス | vs. | ブレンダン・アレン | 2.82 | ミドル級 |
第9試合 | 1.91 | アウグスト・サカイ | vs. | ドンテイル・メイエス | 1.91 | ヘビー級 |
第8試合 | 1.13 | タチアナ・スアレス | vs. | モンタナ・デ・ラ・ロサ | 6.5 | 女子フライ級 |
第7試合 | 1.48 | マイク・マロット | vs. | ヨハン・レイネス | 2.8 | ウェルター級 |
プレリミナリーカード | ||||||
第6試合 | 3 | エリック・ゴンザレス | vs. | トレバー・ピーク | 1.43 | ライト級 |
第5試合 | 2.01 | ジャスミン・ジャスダビシアス | vs. | ガブリエラ・フェルナンデス | 1.83 | 女子フライ級 |
第4試合 | 1.79 | ジョーダン・レヴィット | vs. | ビクター・マルティネス | 2.06 | ライト級 |
第3試合 | 2.45 | オーデ・オズボーン | vs. | チャールズ・ジョンソン | 1.59 | キャッチ(58.967 kg) |
第2試合 | 1.12 | ジョー・ソレッキ | vs. | カール・デイトン | 6.75 | ライト級 |
第1試合 | 2.65 | ハファエル・アウベス | vs. | ヌルーロ・アリエフ | 1.53 | ライト級 |
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試合速報
メインカード
第11試合ライトヘビー級 5R 5分
(1.56)ニキータ・クリロフ vs. ライアン・スパン(2.55)
クリロフの体調不良により試合は急遽の中止
第10試合ミドル級 3R 5分
(1.47)アンドレ・ムニス vs. ブレンダン・アレン(2.82)
1R
サウスポーはムニス。アレンのインローから開始。ムニスもインローをお返しするもアレンはさらにインロー。膝下カーフの内側を狙っているか。プレッシャーを強めたのはアレン。素早いワンツーを打って離れる。アレンは前足のフックキックなどを見せ、打撃戦の主導権をつかみ始めたか。
ムニスのバックキック、アレンに着弾し後方へ大きくはじかれるシーン。アレンは引き続きプレッシャーをかけ、ミドルキックやインローでムニスを後退させていく。金網へ詰まるとワンツー。ムニスもプレッシャーをかけられたままはよくない、素早く前に出ると前の手の速い右フックで応戦、ヒットさせる。
プレッシャーを強めるアレンに対してムニスがシングルを取りテイクダウントライ。粘り強くトライしたが成功せず、このトライが流れを変えるかは不明。
アレンはじりじりとした展開から徐々に手数を増やす。蹴りよりもパンチが増え、ワンツーだけではなくツーのあとの左フックも強く打ち始める。
2R
プレッシャーで勝るのは引き続きアレン。ムニスは左を打ち返しヒットすると左ハイをフォロー。アレンを随所で下がらせる。ムニスも打撃の展開に対して腹をくくったか、アレンの左右のパンチに対し頭を逃がしながら左右のフックで打ち返す。
十分に打撃の展開となったころ、流れを変えたのはムニスのテイクダウントライ。かなりよいタイミングでムニスはアレンを崩したものの、トップを取ったのはアレン。テイクダウンされた勢いを利用してぐるりと返す。
ムニスもグラップラーだがアレンも非常に優秀なグラップラー。トップポジションが非常に安定的で、ムニスは効果的な抵抗ができていない。アレンはパウンドのプレッシャーでパスガードするとサイドを獲得。サイドポジションは比較的エスケープしやすそうなポジションだが、アレンのトップは揺るぎなさそうだ。2R終了。
3R
さてムニスはどう打開するか。自分からプレッシャーをかけるムニス。アレンはじっくり打撃戦をおこなう余裕があるように見える。ムニスは左右のフックでアレンへ攻撃。悪くない攻撃で、優勢を獲得できそうな雰囲気がある。
アレンは焦らず中間距離で打撃を交換する姿勢。アレンのワンツーに対しムニスがフックを合わせ、アレンがバランスを崩すシーン。しかし気づけばプレッシャーをかけるのはアレンに。どうも打撃を待つ展開になりがち。
アレンが前に出ると今度はムニスの片足の膝裏をがっちり抱えてテイクダウン。トップを取ると順調にパスガード。マウントトップを取るアレン。体を回転させるムニスのバックへ落ち着く。腕をムニスの顔面へ回すとチョークをトライ。パウンドをゴツゴツと二発打ち込むとすかさず腕に力を入れてチョークをセット。これが強く極まり、ムニスがタップ。
3R 4分25秒 リアネイキッドチョークで
ブレンダン・アレンの一本勝ち
クリロフの怪我で急遽メインイベントと昇格した試合。アレンがランカーのムニスを撃破。グラップラー対決を制する素晴らしい勝利。
第9試合ヘビー級 3R 5分
(1.91)アウグスト・サカイ vs. ドンテイル・メイエス(1.91)
1R
左右のパンチを打ちながら右へ左へと位置をずらすのがメイエス。サカイはじりじりと距離を詰め、素早いオーバーハンドで打撃を散らしながらクリンチへ。しかしメイエスが位置を入れ替え、まもなく離れる。
サカイはカーフキックでプレッシャーをかける。これは痛そうなあたり方。カーフを嫌がったかメイエスが今度はダブルレッグへ。しかしサカイがこれをがぶると、金網に押し込み立ったまま膝を連打。サカイが圧倒的に優勢なポジション。短くない時間だったがメイエスがどうにかやり過ごす。メイエスは息を吸うように顔をあげる。まもなく離れる。
両者の蹴りが交差しバランスを崩すメイエス。バックトップをとったのはサカイ、メイエスの体制は正座のような形。比較的スムーズにたちあがり金網まで逃げて体をあずけたメイエス。残り時間は少ないがサカイが膝を放って1Rが終了。
2R
頭を左右に逃がしながら右と左の大きなフックを振っていくメイエス。倒しに行くというよりサカイのクリンチに備えながら打っているような印象。サカイは落ち着いて前に出ながらパンチいくつか出しながらクリンチ。1Rに見たサカイが金網に押し込む展開へ。
サカイのパンチを耐えるとメイエスが位置を入れ替えサカイを押し込む。サカイは金網に寄りかかりながら膝を打ち込んでいく。サカイは金網際にいても優勢らしいので、こちらのほうがガス効率がいいか。メイエスがこれはうまくないと思ったか離れる。
しかしパンチと一緒にすぐにクリンチへいったのはサカイ。サカイは金網際のクリンチで優勢を維持したいらしい。サカイにとっては安全で確実ではある。浪費するように金網で時間が過ぎ2Rも終了。
3R
右ストレートから角度をつけた左フックのコンビネーションで中に入るサカイ。メイエスのショルダーブロックを迂回するよい攻撃。これをヒットさせ、巧みに金網際のクリンチを獲得。今日はこれがサカイの勝利ルートになるだろう。メイエスどうにか離れるが、やはり簡単にクリンチを許してしまう。
金網クリンチで攻撃を奪われる時間に対し、自分がスタンディングで攻撃を行う時間があまりにも短い。クリンチから逃れるように足を取りに行くメイエスだが、がぶるのはサカイ。グラウンドを拒否するメイエスをつぶすようにサカイがテイクダウン。かろうじて背中をグラウンドにつけないメイエスへサカイが体重を掛けながらコントロール、パンチを当てる。
残り1分で立ち上がり離れるが、クリンチへと進む展開を変える要素がない。サカイは同じくがぶった状態でメイエスをつぶしてコントロールするとパウンドを打って試合終了の時間を迎えた。
判定3-0(30-27, 30-27, 30-27)
アウグスト・サカイの判定勝利
2020年5月まで1回しか負けたことのなかったサカイは、その後4連続でKO負け。そのサカイが約3年ぶりにようやく勝利を収めた。本人にとっては長い悪夢だったであろう期間を脱出。元王者ビスピンのインタビューでマイクを向けられると涙を見せた。
スピーチの最後には元気に「サカイ・イズ・バック」と叫び笑顔を見せた。再起したサカイがタイトルを再び目指す。
第8試合女子フライ級 3R 5分
(1.13)タチアナ・スアレス vs. モンタナ・デ・ラ・ロサ(6.5)
1R
スアレスがサウスポー。ロサは慎重が高い。スアレスはすぐにパンチと一緒にレスリングを仕掛ける。さっさとテイクダウンしようということだろう。入り方はどうであれ組み付けばテイクダウンをできるという自信が見てうかがえる。ロサはギロチンを取ってディフェンスをするがテイクダウンを許してしまう。ギロチンをあっさりはずしスアレスはトップへ。
ロサは金網へじりじりと近づくとこれにもたれて立とうとする。スアレスは上半身をもたげたロサを見てすかさず金網と並行する方向へロサを崩す。ロサはどうにか立ち上がる、これはよいエスケープ。しかしケージレスリングが続いている。スアレスはロサの片足(シングル)を抱えたままパンチ。まもなく足を離しもろ差しへ。金網へ押し込んだまま時間がすぎる。ロサはテイクダウンを防御しているが、とにかく金網際から脱出しないと攻撃のターンが回ってこない。
2R
ロサはオープンスタンスのスアレスへ左ミドル。有効な攻撃には間違いないがキャッチされるおそれも。スアレスはやはりこれをキャッチするとクリンチへのとっかかりとする。首を抱えたスアレスはそのまま首投げ。そのままうまい具合にサイドトップに落ち着く。
ロサのエスケープのプレッシャーが強いか、スアレスは抑え込むのに力を割きパウンドが出ない。ロサは時間を使いどうにか立ち上がる。スアレスはそのままクリンチを継続。今度はテイクダウンへいかずにギロチンを取りグラウンドへ引き込む。がっちりガードをクラッチ。
ロサはスアレスごと体をもたげ、重力を使ってスアレスを落とそうとする。しかしスアレスの腕ががっちりロサの首に食い込んでいるように見える。体をもたげたまま逃げられないのを悟ると、ロサがタップ。
2R 2分51秒 ギロチンチョークで
タチアナ・スアレスの一本勝ち
スアレスが相手の攻撃の機会を一方的に奪う強さを見せた。久々の試合で会心の勝利。ストライカーほどブランクが影響しないだろう、グラップラーならではの復活劇といったところか。
第7試合ウェルター級 3R 5分
(1.48)マイク・マロット vs. ヨハン・レイネス(2.8)
1R
マロットがサウスポー、プレッシャーをかけていく。この試合からのコンバートか。効き足だろう右のサイドキックやハイを蹴っていく。オープンスタンスの前足を使われたレイネスは攻めにくそうではある。レイネスは落ち着いて相手を見据えているようで、マロットの蹴りを裁くとタイミングを見て右ストレートで組み立て。
スタンディングの展開にレイネスが慣れてくるとみるやマロットはテイクダウンへ。これは見事に成功。ガードトップへ。レイネスはバタフライガードのように両足をマロットの股にはさみつつ、両腕でマロットをクラッチ。体にまとわりつきパスをディフェンス。しかしマロットは肩固めのプレッシャーからするりとパスガード。あっさりとレイネスを極めてしまった。
1R 4分15秒 肩固めにより
マイク・マロットの一本勝ち
プレリムカード
第6試合ライト級 3R 5分
(3)エリック・ゴンザレス vs. トレバー・ピーク(1.43)
1R
ピークの前足のローに対しゴンザレスが長いジャブを合わせて挨拶。プレッシャーをかけるのはリーチの長いゴンザレス。ボクシングはピークの方が得意か、力の入ったワンツーで応戦。自分のパンチが当たるやピークは前に出てラッシュ。しかしゴンザレスはクリンチからテイクダウン。展開を変えるかと思いきや、ピークがエスケープ。やや粗削りな試合。
スタンディングではピークが前に出て強いパンチを出していくが、ゴンザレスが再度クリンチからテイクダウン。しかしピークもまたもや立つ。テイクダウン→立ち上がるを繰り返す両者。
離れたら中間距離で足を止めるピークに対しゴンザレスが右左とパンチを振るう。やや大振りなこのパンチを縫ってピークがトトトンと強いパンチを放り込む。ここでゴンザレスがテイクダウン。立ち上がる。
展開はピークが殴る、ゴンザレスがテイクダウンする、ピークが立ち上がるのサイクル。ゴンザレスがピークの攻撃機会を奪えていないという状況。
残り10秒、ピークがパンチをガンガンと振っていく中で、鉄槌のような珍しい右のパンチが当たる。これがまともにゴンザレスにヒットしダウン。残り1秒で2発のパンチを当てると1R終了のブザーとともにレフェリーが試合を止めた。
1R 5分00秒 右のパンチから左フックの連打で
トレバー・ピークのKO勝利
レフェリーが試合を止めたあともゴンザレスはしばらく立ち上がれず。妥当なストップだったとわかる。
第5試合女子フライ級 3R 5分
(2.01)ジャスミン・ジャスダビシアス vs. ガブリエラ・フェルナンデス(1.83)
1R
サウスポーはフェルナンデス。両者非常に身長が高い。よりリーチが長いのはオーソドックスのジャスタビシアス。先に手を出すのはフェルナンデス。躍動感のある左のハイやロー、ストレートを振っていく。外殻をゆっくりとサークリングするフェルナンデスに対し、ジャスタビシアスのパンチが空を切る。アウトファイトで優勢を取ったのはフェルナンデス、リーチの長いジャスタビシアスはどのように展開を打開するか。
ジャスタビシアスは長い手を伸ばしてジャブジャブ、中に入る。サークリングをするフェルナンデスを追いかけるとぐいと手を伸ばしクリンチへ。金網に押し込まれたフェルナンデスへ膝を打つジャスタビシアス。フェルナンデスは自分からテイクダウンをトライするが、ジャスタビシアスが反対にスラムをしてトップを取る。組技はジャスタビシアスが強い。これで組技のジャスタビシアスと打撃でアウトファイトするフェルナンデス、という構図が明確に。
フェルナンデスも足がよく利くが、ジャスタビシアスがサイドトップから逃さない。少ないながらも小さなパウンドを当てつつコントロールした。フェルナンデスはR終了間際にトライアングルをセットするがジャスタビシアスは問題にせず。
2R
早速距離を詰めるのはジャスタビシアス。クリンチにいきさえすれば展開を作れるとわかったからだろう。フェルナンデスは突き放さなければならないため、左右のパンチにも鋭さが増す。
ジャスタビシアスは被弾しながらも果敢に右を振り、クリンチへ持ち込む。こうなるとフェルナンデスは前回と同じ理由でテイクダウンされてしまう。残りは3分30秒、ジャスタビシアスが取ったのはハーフマウント。これはジャスタビシアスの大きな優勢。
ジャスタビシアスはサイドハーフのまま削ることもできるが、パスガードを選択。1分の時間をかけてガードをパスすると、ジャスタビシアスがサイドのトップについた。ジャスタビシアスはさらにフェルナンデスの右手のガードをパス、フェルナンデスの右手を両足で抱えるとマットヒューズポジション。こうなるとフェルナンデスはジャスタビシアスのエルボーやパウンドを防御する術がない。ジャスタビシアスが右を連打する。
フェルナンデスは必死に抵抗するとどうにかガードへ戻した。
3R
今度はフェルナンデスがクリンチをさせないために何を用意するかだが・・・。フェルナンデスは左右に頭を振り、ステップを踏みながら鋭い左を出していく。これはちゃんとジャスタビシアスにしっかり当たってはいる。しかしやはりジャスタビシアスに組み付かれてしまう。こうなるとやはりジャスタビシアスがテイクダウン成功、グラウンドへ。
トップを取るジャスタビシアスに対し、フェルナンデスはブロントチョークを取ってカウンターする。しかしジャスタビシアスはチョークと逆サイドへパスガード。問題なく対処。ジャスタビシアスはサイドからハーフガードへ自ら入る。金網際が近いことからエスケープのリスクを考慮、トップキープを選択したということだろう。
ジャスタビシアスは金網をうまく使い、フェルナンデスへパウンド。トップキープを優先しながら殴れるときに殴っているのがわかる。最善の仕事。フェルナンデスは脱出する術がなくこのまま試合は終了。
判定3-0(30-26, 30-26, 30-26)で
ジャスミン・ジャスタビシアスの判定勝利
スタンディングでは手を焼いたジャスタビシアスだったが、クリンチをしたら逃さずテイクダウンを決め、テイクダウンを決めたら逃さずグラウンドでポジションキープをした。MMAにおいては理想的な展開。カナダのジャスタビシアスがタイトルへ向けてコマを進めた。
第4試合ライト級 3R 5分
(1.79)ジョーダン・レヴィット vs. ビクター・マルティネス(2.06)
1R
両者オーソドックス。リーチもほぼ同程度。プレッシャーをかけていくのはマルティネス。レヴィットは距離が近づくとサウスポーにスイッチ、さらにレベルチェンジを見せ組みつきへ。相手を翻弄しスタンディングで付き合わない姿勢か。
離れた後はマルティネスが左右のジャブやストレートを見せる。じりじりとつめるマルティネスに、レヴィットは金網が近づくや大胆に前に出て中央へ戻す。
マルティネスがジャブからローや右の華麗な打撃を見せる。レヴィットは金網に詰まると右を強振しクリンチ。すかさず首相撲を仕掛けるとマルティネスの顔面に膝を叩き込むとマルティネスの腰ががくりと落ちる。さらに膝を2,3放り込み、倒れたマルティネスへパウンドで追撃するとすぐにレフェリーが試合をストップした。
1R 2分33秒 タイクリンチの膝からパウンドで
ジョーダン・レヴィットのKO勝利
レヴィットがマルティネスの連勝を止める勝利。苦しい展開かと思われたが、ワンチャンスを逃さず勝利をさらっていった。
第3試合キャッチウェイト(58.967 kg) 3R 5分
(2.45)オーデ・オズボーン vs. チャールズ・ジョンソン(1.59)
1R
サウスポーはオズボーン。前足や後ろ足のローを差しながらプレッシャーをかけていく。ローに対してローで差しあえない場合はパンチで応戦したいところだが、ジョンソンはオズボーンのパンチを警戒しているかやや手数が少ない。ジョンソンは足が痛いか時間経とともにスイッチを見せる。
3分経過でややプレッシャーを強めたジョンソンだが、オズボーンがさがってくれない。キックキャッチやパンチカウンターが巧みなオズボーン。ジョンソンどう攻めるか。残り1分でジョンソンがテイクダウンへ。展開に困ったか。これは成功するものの、安定はせず。
残り30秒、スタンディングでオズボーンが手数を増やす。ローではなく長いリーチを活かし左右の直線のパンチで攻勢。
2R
勢いよく飛び出たジョンソン。出力を上げて展開を打開したいのが見てとれる。ローの差しあいでオズボーンがジョンソンのキックをキャッチするので、ここでジョンソンが毎回攻撃が止まる。キックキャッチをされたあとすぐにジョンソンはテイクダウンへいくがこれも失敗。ここでジョンソンのインローがオデボーンの下腹部へ。ジョンソンやや焦っているか。
オデボーンはややダメージがあるようで悶絶。オズボーンの休憩は4分30秒を超えた。これはちょっと苦しそうだ。1分以上の休憩は選手のガスを顕著に回復させるが、両者は慎重な立ち上がりだったためにガスが今後の展開に影響することはなさそうだ。しかしここまで痛そうだとダメージが心配。再開。
オズボーンは前足の速いハイを見せる。回復できたようだ。オズボーンはペースをあげているか、左足のミドルが強烈。キックキャッチとパンチカウンターで対応されているジョンソン、困っているようにも見える。ジョンソンはキャッチされにくい肩口へのミドルを見せるが、オズボーンはこれもキャッチ。素晴らしい反応。オズボーンは離さないが、ジョンソンも倒れない。
両者はクリンチへ。ジョンソンが背中の方につきテイクダウンをトライするがオズボーンの腰が強い。反対にオズボーンがテイクダウントライ。オズボーンのテイクダウンに対してジョンソンは巧みにバックにおぶさる。しかしオズボーンがやはりバランスがよくジョンソンをグラウンドへ落とす。両者は離れる。
オズボーンが疲れたか、ジョンソンのプレッシャーが強くパンチをオズボーンに当てていく。突如展開が変わった。オズボーンは打撃で優勢だったがテイクダウントライでかなりのガスを使ってしまったようだ。オズボーンのテイクダウントライは得策ではなかったということになるが・・・。
3R
勢いの落ちたオズボーンにジョンソンがプレッシャーをかける。左右のローやミドルをバシバシと放つ。オズボーンはやはりキャッチするもののジョンソンが比較的容易にこれを外す。組み付いていくのはオズボーン、疲れた状態では打撃をもらうとの判断だろうし、しかしテイクダウンできないとよりピンチになるはずだが果たして。
両者のクリンチは一分を超えるが、ジョンソンがうまく対処している。肩で息をすオズボーンに対してジョンソンはももへ膝を打ち込んだ。離れると残りは3分。ジョンソンはプレッシャーをかけていくが、ややジョンソンも自分のパンチで体が流れるように。オズボーンは努めて両手を出して応戦。オズボーンのクリンチによりジョンソンも消耗したようだ。
オズボーンは疲労しながらもジョンソンへテイクダウンを仕掛ける。ジョンソンはこれをディフェンスする余力もあまりないのだが、ギロチンで対処。これは極める余力がない。残りは両者振り絞るように手を出し試合は終了。
全体的にはオズボーンが展開を作っていたように見えたが、判定はいかに。
判定2-1(29-28, 28-29, 29-28)で
オーデ・オズボーンの判定勝利
ケイプのデビュー戦の相手を努めたオズボーンの勝利。スプリットながら次につなげた。
第2試合ライト級 3R 5分
(1.12)ジョー・ソレッキ vs. カール・デイトン(6.75)
2R 4分55秒 リアネイキッドチョークで
ジョー・ソレッキの一本勝ち
第1試合ライト級 3R 5分
(2.65)ハファエル・アウベス vs. ヌルーロ・アリエフ(1.53)
判定2-0(29-27, 29-27, 28-28)で
ヌルーロ・アリエフの勝利
※アイキャッチはUFC公式サイトより引用