パク・シウの選手紹介 〜“コリアンクレイジービー”のすべて〜

リング上を縦横無尽に飛び回り、突き刺すような打撃で相手の体力を削っていく”コリアンクレイジービー”という名に相応しく、怒り狂ったスズメバチのように戦うパク・シウ。そんなアグレッシブなファイトスタイルとは裏腹に、リングの外で見せるあどけない笑顔と、日本を愛する心にすっかり魅了されてしまったファンも多いだろう。

未だ大きなタイトルこそ取ってはいないが、現在の女子スーパーアトム級の中で最強という呼び声も少なくはない。かつては生粋のストライカーと見られていたパクが、一流のレスリングテクニックを持つ選手を凌駕するほどのグラウンド技術も身に着けて来ているのだから、そんな声が上がってもおかしくないだろう。

パク・シウが、どのようにして日本に渡り、どのような戦いを経てここまで強くなったのか、今回は”コリアンクレイジービー”パク・シウ選手の格闘人生をじっくり紐解いていこう。

画像1: 入場

※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2021/12/31/458d889e14d8181ae068d036fd1ea633237380de_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)

パク・シウのプロフィール

名前     :パク・シウ
生年月日   :1991年6月26日
出身地    :大韓民国釜山広域市
身長     :158cm
体重     :47.6kg
戦績     :【MMA】14戦 9勝(1KO・0本) 5敗 【キック】15戦 11勝(6KO) 4敗
階級     :アトム級、スーパーアトム級
所属     :KRAZY BEE
獲得タイトル :K-1甲子園2014 -65kg優勝・K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント準優勝
入場曲    :「I’ll be missing you」(Puff Daddy)
バックボーン :テコンドー、キックボクシング
公式HP     :ー
Twitter    :https://twitter.com/parksiwoo_bong
Instagram   :https://www.instagram.com/parksiwoo_bombbeebong/
YouTube   :ー
アパレル   :ー
ファンクラブ :ー

今年で31歳になり、まさに全盛期と言ってもいいパク・シウ選手。彼女がどうやってここまで強くなっていったのか、まずはパクのデビュー前から見ていこう。

キックボクサーから総合格闘家へ

1991年6月26日、韓国の釜山で生まれたパクは、中学生の頃から韓国の国技であるテコンドーを始める。その後大学時代にはキックボクシングに打ち込み、WOKOキックボクシングでチャンピオンに輝くなど、韓国の女子キックボクシング界で名を馳せる。

その後、大学の先輩が通っている総合格闘技のジム、TEAM MADに練習に行った事がきっかけで、総合格闘家への転身を決意。

同ジムには現女子スーパーアトム級女王であるハム・ソヒも在籍している。最高の環境で技を磨いていくパクは2017年9月23日、満を持してROAD FCにてMMAデビューを果たすが、結果は経験に勝るキム・ジョンウンに0-3の判定で敗北。次戦も佐弥子に判定で敗戦し2連敗を喫する。

しかしまだまだMMA経験の浅いパクは、心折れずに鍛錬を続け、次戦ではブラジリアン柔術の実力者、富松恵美に判定勝ち、さらに次戦でも判定で勝利と、徐々にその才能を開花させていく。

そんな中、2019年6月9日、パクは久々にキックボクシングでの試合を行う。相手はぱんちゃん璃奈。璃奈は今でこそキックボクシング界の無敵の女王だが、当時はそのキュートな外見とアグレッシブなファイトスタイルとのギャップがウケてアイドル的な人気を獲得していた。

試合開始早々、両者は激しく打ち合い、璃奈の鋭い左右のストレートがパクの顔面を幾度となく捉える。それがパクの闘志に火をつけたか、パクは璃奈に一発返そうとグイグイ前に出ていくが、気持ちが前に出過ぎたか、後半は少々バッティング気味な頭部の接触が続く。ここで一旦ゴング。

2Rもバチバチの殴り合いが続くが、璃奈のローキックにカウンターを合わせるなどしてパクの攻撃も徐々に当たり始める。しかし後半になるとパクのスタミナが尽きて来たか、MMAで戦ってきた癖もありパクが璃奈に組みついて試合が膠着する展開に。大外刈りで璃奈を投げ飛ばす場面もあったが、もちろんこれはポイントにはならない。

両者汗にまみれ疲労が見えてきた3R、パクの闘志は凄まじく、とにかく前に出て手を出し続けるがなかなか有効打には繋がらない。パクが常に距離を詰め、組みついてくるので、璃奈もなかなか自分の戦い方が出来ない。しかしラウンド中盤でパクが出した後ろ回し蹴りに、璃奈が上手くカウンター右ストレートを当て、パクは意表をつかれマットに転がる。これはダウンとはならなかったが、貴重な有効打となった。その後もパクが前に出ては組みつくと言う試合展開は続き、試合は終了。

3Rの有効打が決め手となったか、0-3でぱんちゃん璃奈に敗北した。

開花する才能

2019年12月15日、DEEP 93に参戦。1年ぶりの総合格闘技のリングである。相手はグラウンド能力が非常に高い、レスリング出身の青野ひかる。総合格闘技の経験もまだ長くは無いパクにとっては強敵になるか。

ゴングが鳴ると、早速青野は組みついてグラウンドに持ち込もうとするが、その青野の脇を抱えてパクが投げ飛ばすという初っ端からアグレッシブな攻防。パクは立ち技の展開に持って行きたいところだが、青野は執拗にテイクダウンを狙い、一度倒してもすぐに立ち上がろうするパクの足を掴み、再度マットに尻をつかせる。しかし強靭なフィジカルを持つパクは何度転ばされても立ち上がり、その合間にパウンドや膝蹴りなどを細かく入れ青野の体力を削っていく。何度タックルに行っても倒れないパクに攻めあぐねてきた青野。徐々にパクがプレッシャーをかけ、強烈な左ミドルキックを青野の脇腹に炸裂させる。これが明らかに効いたと見て、パクは一気に勝負を決めに行く。パクの稲妻のような右フックが青野の顎を貫き、そこから息もつかぬ猛ラッシュ。青野はたまらずマットにうずくまり、ここでレフェリーがストップしてパクのTKO勝利。パクがMMAを本格的にモノにした事を証明する試合となった。

しっかりと総合の技術も身につき、実績も積み上げてきたパク。いよいよ相手のレベルも上がり、並みいる強豪と拳を交える事になる。

2020年12月19日、DEEP JEWELS31にて、大島沙緒里を迎える。大島は総合格闘技歴は浅いものの、瞬く間に女子ミクロ級のタイトルを獲得してしまった、紛れもない一流ファイターだ。当然パクも簡単に勝たせてはもらえないだろう。

試合が始まるとすぐに大島はタックルを試みる。前試合をみるとわかるように、パクは非常にタックルの切り方が上手い選手なのだが、青野ひかるがテイクダウン出来なかったパクに対して、大島は見事にスクランブルからグラウンドの展開に持って行く。

次々とポジションを切り替えパクを翻弄する大島。パクが何とか逃れて立ち上がっても、キレのいいタックルでまたテイクダウンを取り、パクの動きを封じていく。

そしてプレッシャーから逃れようともがくパクの足を大島が取り、足関節を極めに行く。一瞬危ういかと思われたが、パクは身体を上手に回転させながら足を抜くことに成功し両者の高度なグラウンドの攻防に場内から拍手が沸き起こる。なんとか立ち上がり、大島のタックルを切りながら攻撃の糸口を探すパクだがここで一旦ゴングが鳴る。

2Rに入っても果敢にタックルを仕掛ける大島だが、よりタックルへの警戒心を強めたパクはしっかりとタックルを切っていく。パクの格闘センスはやはり並大抵のモノではない。大島の執拗なタックルに完璧に対応していく。

1分経過のあたりで大島の立ち上がり際に、パクがサッカーボールキックに近い形で左を入れ、禁止攻撃として一旦試合がストップされ、パクにイエローカードが与えられる。

なかなかグラウンドに持って行けない大島は、後半、パクシウの強烈なミドルキックを受けながら無理やり倒しにかかり、パクはコーナーに尻もちをつく。だが、コーナーに押し込んで来る大島の背中にパクは覆いかぶさり、顔面、ボディにパウンドを落としていく。ここでラウンド終了。

最終ラウンドも大島はタックルをトライするが、やはり見切られたと分かると、組みついて無理やり倒しにかかる。しかしパクは近づいた大島のボディに強烈な膝と右フックを叩きつけ、ダメージを受けよろめいた大島の顔面に左キックを喰らわせると、大島はたまらずマットにうつ伏せに。そこにパクは激しいパウンドを畳みかけ大島の心を折っていく。大島も熱くなったか、立ち上がってパクと正面から殴り合うが、正面からの打ち合いでは大島には分が悪く、カウンターを数発受けてしまう。その後も何度もタックルに行くが、タックルを失敗するたびにパクのパウンドを受け、大島は体力も心も削られ続ける。

最後は前に出たパクを抱えてグラウンドに引き込むが、ここで試合終了。勝敗は判定に持ち越された。結果は3-0でパクの勝利。3R、一方的にパクが攻める展開が判定に影響した。

これまではハム・ソヒと同じ韓国のジムで練習していたパクだが、この試合後はコロナ禍をきっかけに日本に定住を決め、KRAZY BEEに移籍し、山本美優と共にトレーニングを始める。

リベンジに燃える大島との再戦

強敵を下して勢いに乗るパクは、いよいよDEEPのアトム級女王に君臨すべく、2021年、DEEP JEWELS アトム級GPに参戦する。

3月7日行われた一回戦、対する”にっせー”を5-0の判定で危なげなく退け、同年6月20日に行われる準決勝へ。

何とここで再び大島沙緒里と拳を交える事になる。ただでさえ格闘センスの高い大島が、パクへのリベンジに燃え、徹底的に対策して来たと考えると、この戦いも厳しいものになるだろう。

試合が始まると、意外にも大島は前回の対戦時の様な執拗なタックルにはいかず、打撃でパクに応戦する。ラウンド中盤、パクの長く伸びた左ストレートが大島の顔面を完璧に捉え、大島は崩れるようにマットに倒れこみ、そこにすかさずパクは猛烈なパウンドを浴びせに行く。しかしパクの動きが急に止まった。なんと、猛烈なパウンドの連打の中で、大島はパクの腕を取っていたのだ。腕ひしぎを狙って渾身の力で腕を伸ばそうとする大島。その執念に負けたかパクの腕は伸びきり、無念のタップ。試合はまさかの大島の逆転一本勝ちで幕を閉じ、パクのアトム級女王への夢もここで一旦終止符を打たれてしまった。

あのRIZIN超新星と激突!

2021年10月14日、パクはDEEP 104で伊澤星花と対戦する。伊澤は今やRIZIN女子の台風の目と言っても過言ではない無敗の女王である。レスリング、柔道、相撲をバックボーンに持ち、パクにとってもやりにくい相手だ。

1R、立ち技でまずは相手の出方を伺うパクを、伊澤はいとも簡単にテイクダウン。すぐにパクは立ち上がるが、パクのフックを避けて再度テイクダウン。パクは伊澤の強烈なプレッシャーに抵抗するので精一杯の様子。なんとか足をバタつかせて伊澤を遠ざけ立ち上がる。だがパクは、伊澤のタックルや組みを警戒して思い切った攻撃が出来ずにラウンド終了。

2R、伊澤がパクをグラウンドに引き込もうとしてマットに転がったところに、伸ばしたパクの右前蹴りが伊澤の顔面にヒット。この試合はグラウンド状態での顔面への蹴りは禁止されているので一旦時計は止められ、パクには減点の処分が与えられる。もう勝ちに行くしかないパクは伊澤との距離をグイグイ詰めて行き、一気に踏み込んで放ったワンツーの右が伊澤の顔面にモロにヒット。伊澤は一瞬マットに倒れこむが、パクは前試合で追い打ちをかけて一本取られた時の記憶が脳裏に焼きついているのか、深追いはしない。やられっ放しではたまるかと、伊澤はパクのパンチに合わせて完璧なタイミングでタックルを決め、パクはキレイに背中からマットに叩きつけられる。グラウンドで激しくもみ合うが、パクがグラウンドから抜け出し再びスタンディングへ。ここからお互いは決定打がないままラウンド終了。

パクの、反則技も含む一発一発の重い攻撃に伊澤の右目周辺が大きく膨れ上がり、一旦ドクターチェックが入る。

試合は続行可能として、最終ラウンドが始まる。パクは相手がダメージを受けて来ると更に攻撃が波に乗り、序盤から強烈な左フックを伊澤の腫れた顔に容赦なく叩きつける。だがその波に流されないように伊澤も果敢に前に出て組みつく。伊澤としてはこれ以上ダメージを受けると致命的なだけに、あらゆる手段を使って二度のテイクダウンを取り、とにかく執拗にケージやマットにパクを抑え続けて最終ラウンドは終了。勝負は互角であったがパクの反則が響き判定は0-3で伊澤が勝利した。

しかし、大きなダメージを受け、苦戦した伊澤は勝利者にも関わらず悔し涙を流し、笑顔を見せぬまま退場した。

試合に負けたとは言え、その打撃の凶悪さと、燃え盛る闘志を格闘界に知らしめたパクは、2021年大晦日、満を持してRIZINへ進出する。

絶対女王と鮮烈なRIZINデビュー

RIZINデビュー戦の相手は、なんと、あのシュートボクシングの絶対女王、RENAである。RENAもパクと似たスタイルのバッキバキのストライカー。壮絶な打ち合いになる事が予想され、多くの注目を集めた。

1R、前半はお互い距離を取って打ち合い、パクはローを中心に攻めていく。キレのあるワンツー連打などパクの調子は良さそうだが、歴戦の女王RENAにはなかなかヒットしない。打ち合いを有利に進めていくのは難しいと感じたか、パクはRENAに組みついてコーナーに押し込み、プレッシャーを与えていく。しかしラウンド後半、RENAは上手く身体を回して体勢を逆転させると、強烈な膝やフックをパクのボディにめり込ませる。パクがRENAの打撃を嫌がる素振りを見せたところでラウンド終了。

2Rが始まるとすぐに両者激しい打ち合いに。RENAの打撃がパクのガードの隙間を的確に貫いていく。ここまでパクが打たれた事がこれまであっただろうか? 打ち合いを避けたいパクは、RENAのフックをかわしてタックルを決めてテイクダウン。だがRENAはうまく足を使いパクをコントロールし再びスタンディングへ。さらに壮絶な打ち合いが始まり、互いの力を込めた拳がヒットするたびに、会場に鈍い音が響き渡る。パクがテイクダウンを取るとRENAも投げ返す。どちらが優勢ともつかぬまま最終ラウンドへ。

3Rも両者一歩も引かずに打ち合い、コーナーでの激しいグラウンドの攻防も見せる。だがややRENAに疲れが見えて来たか、パクが押してきているようにも見える。終了1分前を過ぎた辺りでの殴り合いはまさに喧嘩。パクはこの壮絶な打ち合いの中で、ドーパミンが溢れだしたのか、笑顔を見せ、「Hooo」と雄たけびを上げる。そして両者決定打が無いまま試合終了。試合内容は互角に見えたが、コーナーで押し込んでいた時間の長さや、テイクダウンの多さがポイントに響いたか3-0でパク、まさかの大金星となった。

試合後インタビューでRENAと戦ったイメージを聞かれると「思ったよりは強くなかったと言いますか、イメージではもっと強力な選手だと思っていた」と、絶対女王を相手に余裕のあるコメントを残した。

盟友浅倉カンナとの死闘

その後DEEP JEWELSの試合で古賀愛蘭を判定で破り、2022年7月31日のRIZINスーパーアトム級ワールドグランプリへ参戦。一回戦から優勝候補の一角、浅倉カンナを迎える。

浅倉もレスリング力が非常に高く、RENAを二度も破っている強敵だが、パクも山本美優と練習を共にし、レスリング力が飛躍的に伸びてきている。どちらが勝ってもおかしくない試合だ。

1R、ローキックを中心に自分の距離で打撃を当てていくパク。ラウンド後半、キレのあるタックルでパクを倒しに行くが、パクは難なくこれを切り、浅倉の土俵には上がらない。再びスタンディングでパクが浅倉にプレッシャーをかけた所でラウンド終了。

2Rに入るとパクの打撃が更に冴えわたる。攻撃を上下に分けながら、確実に左ローを当てていき、赤く腫れあがっていく浅倉の右腿。立ち技では苦しくなり焦った浅倉は、執拗にタックルを狙うが、パクはそれを完全に見切って撥ね退け続ける。ラウンド後半、コーナーを背にしての浅倉からのプレッシャーでグラウンドの展開となったが、なんとここでパクが浅倉の首を取りチョークをしかける。浅倉はなんとかそれを振りほどくが、その後、パクは浅倉をコーナーに押し付け、打撃をコツコツと当てていく。ここでゴングが鳴り最終ラウンドへ。

最終ラウンド、パクは浅倉のタックルをリング中央で跳ね返し、そのままコーナーに押し込んでから、なんと小外刈りで浅倉からテイクダウンを奪い、素早く腕ひしぎの体勢へ。一時は完全に極まったかに見えたが、浅倉が必死に抵抗し、一本とはならなかった。かつては完全なストライカーという印象だったパクが、まさか浅倉から一本を狙うまでに成長するとは、彼女は一体どこまで強くなるのか。

再びスタンディングに戻ると、パクは浅倉をコーナーまで追い詰め、左右のストレート、フックで猛烈なラッシュ。上下に分けたコンビネーションが浅倉のガードの隙間を次々に貫く。まさに”クレイジービー”である。浅倉の右太腿は腫れあがり、ボディのダメージも蓄積され、立っているのがやっとの浅倉、試合終了間際のタックルは力なくパクに抑えられ、試合は終了。

判定は3-0でパクの完勝だった。

実は普段から練習を共にするなど、浅倉と交流のあるパク。試合後には

「試合に勝って気分がいいんですけど、浅倉選手とは仲が良いので胸が痛い」と浅倉を気遣う優しい一面を見せた。

※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2022/07/31/fec46fbb80e84a797dd88d7a19aeeca051ee1a48_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)

誰が優勝してもおかしくない、強豪が出揃ったRIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリ準決勝。その中でも”コリアンクレイジービー”パク・シウは打撃はもちろん、グラウンドテクニックも一流と言える水準まで達している。試合を経るごとに大きく成長しているパクは準決勝では、対戦相手にとって更なる大きな脅威となっている事だろう。そんなパク選手から、今後も目が離せない。

パク・シウの知りたいトコ!

パク・シウの彼氏は?

パクの情報を調べてみたが、彼氏や恋愛に関する情報は一切得られなかった。格闘技一筋、試合に勝つこと、己を磨く事を最優先にしているパクには恋愛にうつつをぬかす暇など無いという所だろうか。

ツイッターでは男子選手と仲良さげに写ってる写真も時折公開しているが、あくまでも『戦友』として絆を深めているという事だろう。そんなパクのハートを射止めるステキな男性が現れ、公私ともに幸せになる姿を、いつか是非見せて欲しい。

パク・シウは大の親日家

パクは2021年12月に日本への定住を決めてから、SNSも日本で投稿するようになり、最近ではリングでのマイクパフォーマンスも日本語で行うようになっている。

たどたどしいながらも一生懸命に日本語で投稿したり、話したりする姿を見てパクのファンになったと言う人も少なくない。

RIZINのツイッターアカウントが、パクの国籍を間違えた際も「誰も悪くありません。間違えは誰にでも私にもあります。日本は大好きです、善良な人が多く韓国人の私を助けてくれる人が多いです」と間違いを指摘しつつも日本への感謝と敬意を表した。

ぱんちゃん璃奈との再戦騒動

2021年大晦日、パクがRENAに勝利した直後、ぱんちゃん璃奈の「来年どこかでキックルールしてくださるならもう一度闘いたい」というツイートが大きな反響を呼んだ。多くの格闘ファンがパクのリプライを期待する中、パクは年明けに「49kg、MMAに来てください」と返信。これは最もな答えだとして、璃奈のツイッターアカウントに「MMAでやるべき!」という意見や批判が集中し、璃奈がYoutubeで釈明するまでに騒動は発展した。

まとめ

ここまで”コリアンクレイジービー”パク・シウのストーリーを見てきたが如何だったろうか。テコンドーからキックボクシングに転向して韓国でWAKOのチャンピオンになり、そこから総合格闘家に転身。勝ち負けを繰り返しながら確実に総合格闘家としてのスキルを磨き、今や打撃もグラウンドも一流の女子スーパーアトムトップ選手の一角にまで上り詰めた。

RIZINスーパーアトム級ワールドグランプリ準決勝に駒を進めたパクを待ち受けるのは、RENAや伊澤との再戦か、元スーパーアトム旧女王の浜崎朱加との初対戦か、どのカードをとってもファンには垂涎の的に違いない。

画像1: 入場

※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2022/07/31/7ba2df159746e9171c724f139d6ff517a4801e23.jpg(RIZIN公式HPより引用)

どんな相手にもアグレッシブファイトを見せ、観客を熱くさせてくれるパク・シウ。今後もたくさんの名勝負を生み出してくれる事は間違いないだろう。これからも皆さんとパクの更なる活躍を見守っていきたい。

※アイキャッチはRIZINの公式HPより引用