平本蓮が、2023年1月26日自身のYouTubeにおいて「武尊 vs. 天心のTHE MATCHでキックの幕が閉じると思った」という趣旨の発言した。平本蓮の聞き手はシバター。
話の流れとしては、平本自身がMMAに転向した時期について話したもの。曰く、武尊 vs. 天心の試合が実現したあとは「新たにストーリーを作っていかないといけない」と語っている。
「(平本が)早めにMMAに来てよかった」と話題に水を向けたのはシバターだ。これに対して平本は次のように話した。
(当時の)流れを見たときに、まだ全然、武尊 vs. 天心がやらないって言われていて。でも俺はやるだろうと思ってたんですよ。やるとしても “武尊も天心ももうやらない” みたいな状況になるときだって思ったのがちょうど2年前くらいのタイミングで。―――――平本蓮の発言
平本としては、世間から武尊 vs. 天心の期待がなくなった頃にこそ武尊 vs. 天心は必ず実現するだろうという予感があったようだ。さらに平本は、武尊 vs. 天心戦以降の格闘技界において、自身のキャリアプランを組んだという。
(武尊 vs. 天心の)THE MATCHやったら最終回というか…(キックの)幕が閉じる感じが僕の中であったんで。もう新たにストーリーを作っていかないといけないなってなった時に…(新たなストーリーは)MMA。―――――平本蓮の発言
この発言から読み取れるのは、武尊 vs. 天心戦以降はキック業界よりもMMAの方が格闘家としてキャリアアップできるだろうという平本の見通しだ。
この平本の発言に対しシバターからは
“先見の明がある”
“今だと(MMAに参入するには)遅い”
“(MMAに)入ったタイミングが最高だった”
などと評価された。UFCをはじめとする世界的なMMAのマーケットやRIZINの盛り上がり、THE MATCH後にも相次ぐK-1選手の離脱を見ると、平本の見通しはかなり正確だと言える。
さらにこのシバターの評価の直前に、平本は朝倉未来に対しても触れている。
で、(平本自身が)K-1抜けてちょうどRIZINに来る前の、そんぐらいにちょうど朝倉未来が出てきてくれたんで。格好のタイミングだったんですけど。―――――平本蓮の発言
自身がMMAに転向してすぐに、朝倉未来というライバルもしくは目標(ターゲット)となる存在を見つけられたこと。これが平本にとって良かったとのことだ。平本蓮がTwitterで積極的に朝倉未来を挑発するのも、平本の戦略なのだろう。
https://t.co/ThvjkqsxD4 pic.twitter.com/OhiTu1EuI0
— 平本蓮 REN HIRAMOTO(24) (@REN_MMA) January 25, 2023
さらに自身のYouTubeの動画で平本は、「どうしたら(朝倉未来と)試合ができるんですか」と冗談を飛ばしたものの―――――、正しい見通しを持つ平本本人は、朝倉未来との試合がいつ行われるかもう理解しているはずだ。
平本蓮と朝倉未来が、それぞれの対戦相手である斎藤裕と牛久絢太郎に勝利すれば、そのとき間違いなく平本蓮と朝倉未来が戦うタイミングだろう。2022年大晦日の平本蓮がマイクで「勝負の年」と発言したことから、おそらく平本蓮本人は2023年のうちにRIZIN王者になるというロードマップを持っているはずだ。
ちなみに、対する朝倉未来は「平本蓮は斎藤裕に負ける」と予想をしている。詳しくはこちらの記事:朝倉未来「平本が斎藤選手に勝ったら間違いなくやる」を参照。
※アイキャッチは本動画本編のサムネイルから引用