フランシス・ガヌーに対しBKFCがオファー

UFCヘビー級王者のままUFCを離脱したフランシス・ガヌーに対して、BKFC(ベアナックルファイト)がオファーを出している。こちらがそのツイート。

オファーを出したというだけで、こちらをガヌーが契約するかどうかは不明。ただし、BKFCには高額なファイトマネーをオファーできる資金力があるといえる。BKFCはこれまでチャド・メンデス、マイク・ペリーはじめとする様々なUFCを獲得してきた。

もともと契約をしていたUFCの代表デイナ・ホワイトは、2023年1月14日フランシス・ガヌーをUFCからリリースしたことを発表している。ガヌーに対する契約額はUFCヘビー級史上最高額を提示したそうだ。ガヌーはこれを拒否したということ。現役のUFC王者が契約更新せず団体を離脱するのは2004年のB.J.ペン以来18年ぶり。

情報元:Bleacher Report(英語記事)

UFCにおけるガヌーの対戦相手の候補はジョン・ジョーンズの名があがっていたが、ガヌー vs. ジョーンズのビッグマッチは幻のカードとなってしまった。代わりにガーン vs. ジョーンズの試合がUFC285に組まれている。

さて、過去にUFCが提示したファイトマネーや契約金は、全階級を通じて最高額だったのはコナー・マクレガーであることはまず間違いないとして、ヘビー級に関してはおそらくエメリヤーエンコ・ヒョードルが過去最高額だったと推察。2009年、2015年にもオファーがあったとされ、当時の噂ではヒョードルの1試合の出場給の5億円とも、契約金額が30億円とも言われている。

参考記事:エメリヤーエンコ・ヒョードル /UFCと契約しなかった最強の王者

なぜガヌーはこのUFCのオファーを蹴ったのだろうか。2023年1月17日にUPされた、MMAレポーターであるアリエル・ヘルワニのYouTubeにフランシス・ガヌーへのインタビュー動画がある。この一部を抜粋したものをあるファンがツイートしているので、そちらを紹介。

ざっくりと内容を訳すと

①あくまでフリーエージェントであるというだけ
②UFCと契約すればUFCで戦うこともできる
③単純なお金の問題ではない
④契約が一方的であることが問題

このような具合。どうやら “もっと契約金が欲しい” という理由ではなく、より選択権が自分にある契約を求めているようだ。この選択権は様々なものを指すだろうが、タイソン・フューリーなどのビッグネームとのボクシングマッチなどにもガヌーは挑戦したいのではないか。ボクシングのビッグマッチがMMAファイターのひとつのマネー・ボーナス・マッチであることは、コナー・マクレガーやベン・アスクレン、タイロン・ウッドリー、アンデウソン・シウバが示しているところだろう。

さて、今後のガヌーの契約先に候補であるが、UFCやBKFCのほかにも資金力の潤沢なPFLが候補にあげられる。PFLは今月2023年1月に日本向けに980円の新プランを提示し、ジェイク・ポールとの契約も発表したばかり。

参考記事:月額980円でPFLやボクシングが視聴可能?DAZNの新プラン

今後のフランシス・ガヌーの契約先に引き続き注目が集まる。

※アイキャッチはBKFCの公式HPより引用