ルイス・グスタボの選手紹介 〜“ファベーラの必殺仕事人”のすべて〜

2000年代の日本では、空前の格闘技ブームが起きていた。特に、格闘技団体PRIDEの舞台では、「ヴァンダレイ・シウバ」や「マウリシオ・ショーグン」といった、ブラジルの名門ジム・シュートボクセアカデミー出身の選手たちがリングで躍動し、頂点の座を占めていた。

そして2022年現在、往年のシュートボクセスタイルを彷彿とさせる、新世代のファイターが再び日本の舞台で暴れまわっている。彼の名はルイス・グスタボ。「ファベーラ」と呼ばれるスラム街で育ったグスタボは、荒々しさ全開のファイトスタイルでKOを量産。そんなグスタボについた異名は、”ファベーラの必殺仕事人”だ。

グスタボの強さの原点は、幼少期の壮絶な経験にある。絶望の淵に立ち、極限まで追い込まれた経験があるからこそ、グスタボはリング上でも物怖じせず、積極的に相手に立ち向かうことができる。

今回の記事では、グスタボの過去の生い立ちから、格闘家としての歩み、そして今後の展望について詳しく紹介する。まずは、プロフィールから見ていこう。

画像2: 入場
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2019/10/12/7d8552f96ee8cd43767d86558215c9080cd12eee_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)

ルイス・グスタボのプロフィール

名前 : ルイス・グスタボ

生年月日 : 1996年5月25日

出身地 : ブラジルパラナ州

身長 : 175cm

体重 : 71.0kg

戦績 : 13戦 11勝(6KO) 2敗

階級 : ライト級

所属 : EVOLCAO THAI

獲得タイトル : なし

入場曲 : Hustlers Ambition

バックボーン : 総合格闘技

公式HP : −

Twitter : −

Instagram : luiz_killer

YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCUGb5NqBjbdYnBfKcJQXy9A/videos

アパレル : −

ファンクラブ : −

過酷な幼少期から、プロ格闘家へ

若くして、試練が訪れたグスタボ

ブラジルのパラナ州で生まれたグスタボ。格闘技が好きだった父親の影響で、グスタボはジムに通い、幼い頃からMMAの厳しい鍛錬を重ねていた。

格闘技に汗を流していたグスタボだが、そんな彼の暮らす家は、抗争が絶えないスラム街の一角にあった。そしてグスタボが13歳の頃、悲劇は起きる。酔っ払った仕事仲間にグスタボの父親が呼び出され、不審に思ったグスタボは、父の後をついて行く。すると、グスタボの嫌な予感が的中する。父がストリートの抗争に巻き込まれ、さらに、グスタボの目の前で、銃で撃たれたのだ。激しい痛みがうずく中、「こんなところで死ぬわけにはいかない」と小さな声で嘆いていた父親は、すぐに病院へ救急搬送される。しかし、願いも虚しく、そのままグスタボの父親は帰らぬ人となった。

残されたグスタボの家族は、絶望を味わった。一家の大黒柱を失い、収入もなくなり、これからどう生きていけばいいのか、家族は深い闇の中をさまよった。グスタボ自身も、父の死にひどく心を痛めていた。しかし、時間が経つにつれて、「父の死を乗り越えて、自分は強くならなければいけない。これからは自分が家族を養っていかなければいけない」という決意を持つようになり、グスタボは前を向く努力をした。

父の死を乗り越え、プロデビューへ

周りの人間の助けもあり、格闘技の練習を再開したグスタボは、いつかチャンピオンになって家族に良い生活をさせることを誓い、競技への取り組みを本格派させる。アマチュアの大会に参加して場数を踏んだグスタボは、着実に実力を伸ばした。そして、2014年に18歳という若さでプロデビューを果たすことになる。

その後のグスタボは、亡き父に勇姿を見せるかの如く、アグレッシブなファイトスタイルで勝ち星を重ねた。気づけば、デビューから怒涛の8連勝。そして、その全てはKOか一本で勝利だった。グスタボの他を圧倒する活躍の噂はブラジル全体に広がり、やがて、ヴァンダレイ・シウバという男の目にとまる。シウバは、2000年代の日本で「PRIDEミドル級絶対王者」と呼ばれ、PRIDEの頂点に長らく君臨した伝説のファイター。そんなシウバに、グスタボは潜在能力の高さを評価され、総合格闘技ジムEVOLUCAO THAIへと移籍を決める。

そして、新たな環境で猛者たちと凌ぎを削り、その腕を磨いたグスタボは、意外な形でRIZINへと招待されることになる。2018年8月、日本の中量級エースである矢地祐介と、グスタボの同門のブルーノ・カルバーリョの対戦が当初決まっていた。しかし、カルバーリョが試合前に頚椎を負傷し、出場が絶望的に。そこで、代打のような形で推薦されたのがグスタボだった。無念の欠場となったカルバーリョの想いも背負って、グスタボはRIZINへと参戦することになる。

RIZIN参戦後の戦い

衝撃のRIZINデビュー戦

その後、正式に矢地VSグスタボの対戦カードが発表された。矢地は2016年にRIZINデビューしてから驚異の5連勝中。特に、グスタボと同門のディエゴ・ヌネスにも勝利を収めた経験があり、無名のグスタボでは相手にならない、と侮られていた。

試合前、グスタボは「このチャンスをずっと待っていた。この日のために8年間ずっと練習してきた。期待を裏切らないように絶対に勝ちたい」と語り、大舞台での勝利を強く誓った。

いざ、グスタボのRIZINデビュー戦が始まる。1ラウンド早々、矢地との激しいパンチの打ち合いの展開になる。すると、グスタボの攻めの勢いが上回り、グスタボは矢地にすぐさまタックルを仕掛け、テイクダウンを奪う。グスタボは矢地をそのまま持ち上げて、マットに叩きつける。エースとしての意地を見せたい矢地だったが、グスタボが絶え間なく放つ、ハイキックやパンチの連続に防戦一方。そのまま、1ラウンドは終了した。

2ラウンド、反撃の狼煙を上げるかのように矢地が強烈なタックルでテイクダウンを奪う。アームロックを狙った矢地だが、グスタボの抵抗も想像以上だった。すぐにグスタボは脱出して立ち上がると、フックからの飛びヒザ蹴りを放ち、矢地にヒット。矢地は流血し、いったん試合は中断、ドクターチェックが入る。再開後、追い討ちをかけるようにグスタボは矢地に突進する。矢地も応戦を試みるが、グスタボが右フックを顔面にヒットさせ、矢地はダウン。パウンドの雨を浴びせようとしたところで、レフェリーが止めに入る。グスタボは2ラウンド途中のKO勝ちで、衝撃のRIZINデビューを飾った。

試合後、グスタボは「9年間この日を待っていた。父が亡くなった時に世界一になると約束した。日本の皆さん、ありがとうございました」と語り、喜びを噛み締めた。RIZINに参戦した無名のファイターが、ライト級エースの矢地を破る、番狂わせを起こし、一気に期待の新星へと成り上がった。

そして、グスタボの次なる対戦相手は、格闘技界でも1、2を争う知名度の、あの選手だった。

RIZINのスーパースター、朝倉未来との一戦

2019年4月、グスタボは、Youtuberとしても絶大な人気を誇る朝倉未来との対戦が決まった。朝倉未来は、RIZINで活躍中の朝倉兄弟の兄で、アウトサイダーからRIZINの舞台へとのしあがってきた選手。冷静かつ緻密な戦略に基づいたファイトスタイルを武器に、RIZINでは、元修斗世界ライト級王者・日沖発や、元修斗世界フェザー級王者・リオン武を下して現在3連勝中。突如現れた新星・グスタボと、名実ともに申し分ない朝倉の対決には、大きな注目が集まった。

試合前、グスタボは「矢地を倒して、俺の実力は証明済みだ。お互いの死力を尽くして、最高の試合をしよう。もちろん、最後に勝ち名乗りを受けるのは俺だ」と語り、自信をのぞかせた。

フィニッシュ必至の対決を制すのはどちらか。試合開始のゴングが鳴った。1ラウンド、グスタボのハイキックがいきなり朝倉を捉える。矢地戦と同様、序盤から怒涛の攻めを見せるグスタボは、左右のパンチで朝倉にラッシュをかける。しかし、朝倉は落ち着いて攻撃を凌ぎ、タックルからのテイクダウンを奪う。その後、ブレイクがかかり、両者はスタンドに。グスタボがフックを放てば、朝倉もカウンターを返し、一瞬たりとも目が離せないスリリングな展開が続く。両者がお互いの持ち味を発揮した、見応えのある1ラウンドはここで終了。

2ラウンド、少しずつスタミナが切れてきたグスタボに対し、朝倉がインローやミドルを当て、ダメージを蓄積させていく。グスタボはフルスイングの鋭い打撃を放ち、朝倉もこれに応戦。拳と拳がぶつかり合う中、朝倉の右フックがグスタボにヒット。ダウンしたグスタボは、すぐさまスタンドに戻るも、一瞬の隙を逃さない朝倉は、グスタボに組み付いてテイクダウンを取る。グスタボは、なんとか抜け出そうとするが、リング外に体が出てしまい、イエローカードをもらう。朝倉の冷静さが、グスタボの迫力を抑え込むような形が続き、2ラウンドが終了した。

画像4: ROUND 2
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2019/04/21/424e5bdfb430925676aa1539db0a44933b6fbc78_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)

最終3ラウンド、やはりグスタボには疲れが見え始めていた。ロー、ミドルと、蹴り主体の攻撃でグスタボを削る朝倉に対し、グスタボは反撃の糸口を掴めない。さらには、グスタボのパンチのタイミングに合わせ、朝倉はカウンターをヒットさせる。グスタボをコーナーまで追い込むと、グスタボの体が再度リングから出る。口頭で注意が告げられ、試合が再開。逆転勝ちを狙ったグスタボは、飛びヒザでラッシュを仕掛ける。最後は、ファンの期待に応えるかのように、朝倉とグスタボは凄まじい打撃の応酬を見せ、試合は終了。

画像3: ROUND 3
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2019/04/21/07eb7e7ad55693e8e9d70c509594e0a845d581dd_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)

グスタボの勢いを見事に抑え込んだ朝倉に審判のポイントが集まり、グスタボは0-3で判定負けを喫した。グスタボにとっては、これがMMAでの初めての敗北だった。

試合後のグスタボは「負けてしまったので何も言うことはありません。帰国してミスを修正するのみです」と言葉少なげに語り、会場を後にした。

熾烈を極めるライト級のトーナメントへ

2019年10月、RIZINライト級トーナメントへのグスタボの参戦が決定した。その1回戦の相手は上迫博仁。上迫は2017年、DEEPのフェザー級タイトルマッチで、石司晃一に圧巻のKO勝利を収め、王座を獲得した選手。持ち前の破壊力で勝ち星を重ね、グスタボともファイトスタイルが似た選手だ。

グスタボにとっても、上迫との試合は再起をかけた重要な一戦。グスタボは前回の敗北からの成長を見せるべく、リングへと向かった。

1ラウンド、オーソドックスに構えるグスタボと上迫は、序盤はローやフックを放ちつつ、互いの様子をうかがう慎重な展開。しかし、グスタボが積極的にジャブを打ち始めると、上迫はカウンターを合わせ、ストレートをグスタボに当てる。その後も上迫は、連携技を中心に攻め立て、グスタボの勢いを抑え込む。しかし、突如としてリミッターが外れたかのように、グスタボの拳が牙を剥く。グスタボが放った強烈な右ストレートが、上迫のガードをすり抜けてヒット。上迫は大きなダメージを受けてダウンすると、すぐさまグスタボは間合いを詰める。上迫は片足タックルを仕掛けて、必死のディフェンスで抵抗。ここで、上迫の出血がひどく、ドクターチェックにより試合が中断。

このまま試合続行は困難と判断され、1回戦はグスタボのTKO勝利で幕を閉じた。試合後のグスタボは「上迫はタフで良い選手だったが、思い通りに試合を進められた。トレーナーと作戦を考えて実行できたので勝てました」と喜びを語った。

最強Bellator戦士とトーナメント準決勝へ

2019年12月31日、大晦日のRIZINでトーナメント準決勝の開催が決まった。決勝進出かけたグスタボの対戦相手は、パトリッキー・フレイレ。パトリッキーは、アメリカの格闘技団体「Bellator」を主戦場として実績を積み上げてきたファイター。ブラジリアン柔術をバックボーンに持ち、後のBellatorライト級チャンピオンにもなる、まさに手強いファイターだ。

試合前、グスタボは「ブラジル人同士の闘いなので面白い試合になると思う。日本の皆さんに良い試合を見せたい。観客の皆さんには楽しんでいただきたい」と語り、盛り上がりを期待させた。しかし、試合は思いもよらない結末を迎えることとなる。

1ラウンド、オーソドックスに構えるグスタボとパトリッキー。開始早々、グスタボが右のローキックを放つと、パトリッキーはカウンターで右フックをヒットさせ、グスタボは体勢を崩す。

すぐに立て直したグスタボは、焦り気味に右ミドルを放つ。しかし、無鉄砲に攻撃を出すグスタボは、隙だらけだった。グスタボのミドルに、再びパトリッキーはフックを合わせ、グスタボの顎にヒット。グスタボがダウンすると、パトリッキーはサッカーボールキックで追撃し、仕留めにかかる。グスタボをコーナーに追い込み、パトリッキーが左右フックの連打を浴びせたところで、レフェリーが試合をストップ。

画像1: ROUND 1
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2019/12/31/6b77e7ccb81b783e8de9b1ca07727e5d926b7e81_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)

ここまで、たったの26秒。決勝をかけた一戦は、パトリッキーの圧勝だった。試合後のインタビューでグスタボは「自分にとっては最悪な一日でした。立てていたプランを実行できなかったので悔しいです。相手については何も話すことはありません」と意気消沈していた。果たして、グスタボはここから復活できるのだろうか。

2度目の“ブランニュー”矢地戦へ

パトリッキーとの対戦から約2年間、新型コロナの影響でグスタボは来日できず、RIZINへも参戦できずにいた。この期間、他団体からのオファーも当然あったが、全てを断ってRIZINで戦う機会を待ち続けていた。

そして2022年4月、ついにグスタボのRIZIN参戦が決まる。対戦相手は、一度対戦したこともある、矢地祐介だった。矢地は、無敗の5連勝中だった2018年、彗星の如く現れたグスタボに屈辱のKO負けを喫し、その後はまさかのRIZIN 5連敗。矢地にとってグスタボは、最も因縁深いファイターだった。

試合前、グスタボは「矢地はファイトスタイルが変わったと聞いたが、見たところ何も変わっていないし、俺は自分のスタイルを貫くだけさ」と余裕の表情を浮かべていた。

グスタボと矢地の約4年ぶりの対戦が始まる。1ラウンドから、グスタボは持ち前のアグレッシブさを発揮し、前に出て矢地にプレッシャーを掛け、フルスイングの打撃を狙う。矢地は距離をとって戦いたかったが、グスタボは勢いを緩めずに右ロー、右ミドルを放ち、矢地はペースを掴めない。終始グスタボのペースで試合が進み、1ラウンドが終了。

2ラウンド、なんとか反撃に出たい矢地は、ジャブとハイキックのコンビネーションでグスタボに襲い掛かる。しかし、グスタボは矢地の攻撃に一歩も引かない。グスタボは、右フック、右アッパーを連続で矢地にヒットさせると、矢地はバランスを崩しながらも、組みついてグスタボを押さえる。しかしグスタボの勢いは、矢地には静止できなかった。グスタボが矢地の組みを振り払って一気にパウンドの連打。逃げるようにしたスタンドになった矢地だが、グスタボの圧力でケージに追い込まれ、最後は右ストレートが矢地にヒット。

画像8: ROUND 2
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2022/04/16/762af6b71ceb16c25663a38cafc0a8125b388d16_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)

試合は長引くと予想されていたが、その予想に反し、グスタボの2ラウンド途中TKO勝利で幕を閉じた。試合後、グスタボは「また日本で試合ができて嬉しい。長い間ここで試合をするのを待っていました。僕はここでキャリアを積むつもりです。ベルトを狙っています」と今後の意気込みを語った。

コロナ禍以前のグスタボは、荒々しさを武器に勝利を量産していたが、ラウンドが後半になるに連れて、スタミナが切れる弱点があった。しかし、2度目の矢地戦で見せたグスタボの戦い方は、明らかに進化していた。荒々しく攻める姿勢は変わりないが、その表情は冷静さを保っており、緩急を使い分けるような、上手な試合運びをしていた。

グスタボの総合力は確実に上がっている。体は熱く、頭は冷静に戦えるようになったグスタボに、果たして勝てる相手などいるのだろうか。熾烈を極めるRIZINのライト級だが、グスタボがその頂点に立つ日はそう遠くないはずだ。グスタボのこれからの戦いに、目が離せない。

ルイス・グスタボの知りたいトコ!

グスタボの趣味は?

リング上でのグスタボの荒々しい姿からは想像できないが、グスタボは家で熱帯魚を飼うほどの魚好き。Instagramでも、海釣りの写真を投稿している。

また、過去のインタビューで好きなものを聞かれたときは、「寿司が好きで、日本の魚が一番美味しい。熱帯魚は食べないよ(笑)。他に好きなことは・・・人殺しかな(笑)」と語っている。

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練習場所は公園!?

グスタボは休みの日、ブラジルの地元の公園で、スケートボードを使った体幹トレーニングやミッド打ちをしているという。特にバルクイ・パークという公園は、父と練習を行った思い出の地であり、気分転換をしに練習を行うこともあると語っている。

グスタボの彼女は?

断定したことは言えないが、グスタボには彼女がいない可能性が高い。というのも、Instagramの投稿に、女性の姿があまりにも見られないからだ。むしろ、グスタボの投稿の9割は格闘技の練習風景で占められている。これは、プライベートよりも格闘技を優先するグスタボの、格闘技への本気度の表れとも取れる。グスタボがRIZINの頂点に立つ日が待ち遠しい。

まとめ

グスタボは幼い頃に父を失い、絶望を経験した。しかし、格闘技を自分に教えてくれた父親へ勇姿を見せるべく立ち上がったグスタボは、いつかチャンピオンになるその日のために、今日も厳しい練習に励んでいる。

決して夢物語ではなく、グスタボは世界的なビッグネームになれる実力がある。ここまでMMAでは、たったの2敗。そして、グスタボはまだ25歳の若手。伸びしろの大きさを考えれば、RIZINのチャンピオンになることはもはや、既定路線とも言えてしまう。

RIZINの舞台を越えて、グスタボは世界のトップファイターまで駆け上がるかもしれない。そんなグスタボの今後の活躍は、注目必須だ。

画像1: 入場
※画像URL:https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782696/rc/2022/04/16/067381c190bc628992bc5513be7dc65a593c00e8_xlarge.jpg(RIZIN公式HPより引用)

※アイキャッチはRIZINの公式HPより引用